2006年02月09日(木)  こんな関係。
 
僕は夜な夜な何かしらの文章を書いている。それは原稿だったりただの日記だったりブログであったり。ギャラが発生するものもあればただの自己満足で書いているものもある。
 
僕は文章を書いている。理由はよくわからない。原稿よりセックスの方が好きだし、表現より傾聴の方が気が軽い。
 
彼女は僕が文章を書いているということに全く興味を表さない。時々この日記は読んでいるようであるが、原稿の内容やライターという仕事そのものにさえもまるっきり関心がない。「今度の原稿、読んでみて」と勧めてみても、「うーん……あとで」と、まるで素っ気ない。そして結局読まない。
 
「あなたは結局、何の仕事してるの?」
「だからモノを書いてるんだって」
「なんで?」
「なんでって、人生が退屈だからさ」
「私がいるのに?」
「だから君がいない時に文章を書いてるんだ」
「私がずっとそばにいたら?」
「そりゃ書かないさ」
「嘘」
「まぁ嘘だけど」
 
僕は文章を書いている。彼女はそれに関心を示さない。
僕は言葉を紡いでいる。彼女はそれに興味を持たない。
 
よくわからないけれど、こんな関係は意外と心地よかったりするのである。
 

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