![]()
| 2005年12月18日(日) 私の枯葉 第5節。 |
| 一晩泊まって帰るつもりだったけれど、もう一日泊めてもらうことにしました。彼と少しでも長くいたいという理由もあるけれど、部屋の床はなんかザラザラしてるしシンクに食器は溜まってるし洗濯物もカゴから溢れてるしで、次の彼女が綺麗好きだったらいいけれど、私がいなくなってから、この悲惨という字を表現したような部屋は、より一層悲惨になっていくような気がして、そんな現実的な理由でもう一日ここに留まることを決めたのです。 朝9時に目が覚めて、天気が良かったので洗濯でもしようかと思ったけど、とうとう明日、彼と迎える最後の朝が訪れると思うと、切なくて悲しくて、そんなこと微塵も考えてないような彼の寝顔を見ると、切なくて悲しくてムカついて、何が何だかわからない状態になって、洗濯物も気になるけれど、あと1時間だけベッドの中にいようと決めたのでした。彼は次の彼女からもイビキがうるさいなんて言われていやいやフリーズライトを鼻につけて寝るのかしら。 朝10時、彼が起きてベッドから降りました。あまりにあっさり起きたので、顔を洗いに行く彼を呼び止めて「ねぇ、明日、最後の朝がくるのよ」と言ったら、「あそう、なんか背中痒いんだけど見てくれる? っていうか明日が最後? 今日も泊まるの?」なんて眠気まなこでTシャツ脱いで馬鹿みたい。夜になると辛い悲しいゴメンゴメンと変に自虐的になるくせに、一晩明けるといつもの彼に戻ってる。そうやってずっと寝ぼけてたらいいのよ。 彼にもう一日泊めてもらうことを告げて、じゃあどこに行こっかなんて朝の光に包まれてベランダでタバコを吸っている。気管支喘息をもっている私の前では絶対タバコを吸わないって付き合った当初は誓っていたけれど、今では何かと弁明しながら平気でタバコを吸っている。でも私の前では絶対に吸わない。ユニットバスの換気扇の下か、こうやって12月の寒空の下、ベランダで凍えながら。こんな苦労をしてまでも吸いたいものなのでしょうか。どんな苦労をしてまでも一緒にいたい。あの日の彼の誓いも一緒に思い出しました。 |
| 翌日 / 目次 / 先日 |