2005年08月23日(火)  そりゃ地球は青いけど。
 
僕らはこんな会話をしつつもいつも幸福に包まれた恋愛をしている。なんて辻仁成も書かないような言葉で昨日の日記は締めくくられているが、実際のところ正味のところ、地球はスペースシャトルから見ると青いのは、電信柱の端にある犬の糞が見えないのと同じで、まあ全体的に幸福だが、細かいとこをいえば不平や不満や不幸の連続であって、例を挙げるとエアコンの設定温度。
 
僕は別に地球温暖化を切実に考えているわけでも、月末の電気代を深刻に憂慮しているわけでもなく、いつもエアコン25度。毎晩寒い寒い言いながら布団をかぶって眠るのが極上の贅沢だと感じる性質の人間である。
 
かたや彼女は馬鹿。エアコン25度なんて信じられない。寒い寒いわ凍え死んでしまうわ。体も愛も。よって今すぐエアコン消して。昔はエアコンなんてなかったんだからなんてお母さんみたいな説得をして僕にエアコンのスイッチを切ることを迫るというか勝手に切っちまう。意外とエアコンなしでも生活できるものよと、午後3時に僕の部屋の温度計は33度に上昇しました。
 
こんな悲惨な状況になっても涼しい顔をしている彼女に、汗が入る目を細めながら、どうしてキミはこんな状態で死なないのだ。僕は死ぬよ33度なんて。ひからびちまうよ。お願いだからエアコン入れてくれよと懇願すると、エジプトはまだ暑いんだからと、世界にはご飯が食べられない子供もいるんだからご飯は残すなみたいに議論をすり替えようとするので、ちょっと待て、そういうことじゃないだろ。お前とは話にならない。ことエアコンに関しては。よって僕はこの部屋を出て行く。ドトールでコーヒー飲んでくると、悠然と立ち上がり部屋を去ろうとすると、ちょっと待って。これも。ってんで、マンション1階に設置されたコインランドリーで頼まれた洗濯物を洗いながらひたすら首を垂れ垂れ汗ダラダラ。
 

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