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| 2005年08月13日(土) 選民思想。 |
入院があるというので外来に赴き、医者の診察についていると、突然バキバキバキーッっていうかボロボロボローッっていうかガリガリガリーッってな感じで、右上の歯が突然砕け散った。 なななななんぞ。虫歯じゃないはずなのに、固いもの食ったわけでもないのに。ただポカーンと半口開けて医者の診察についてただけなのに。ななななんだ。歯が、歯が、なくなってしまった。砕けてしまった。今どんなことになってるかチョー鏡で見てみたい。と、砕けた場所を舌でもってなぞっていた3分後、関東地区が震度3の地震に襲われた。東北で新幹線が止まった。どっかのプールの屋根が落っこちた。 ということを、地震がやんですぐ、近くにいた看護婦さんに話したら、僕だったらこういうことを言われると、すかさずそりゃぁ嘘だ。んなわけないよと反論するが、看護婦さんは真に受けてしまって、今度また歯が砕けたらすぐに教えてね! と、真剣に言っている。こんなのただの偶然に過ぎない。もしこの歯が砕けたことが地震への予兆だとしたら、いずれ僕の歯が全てなくなってしまう。そんなのイヤだしそんなワケないけど、百歩譲ってこれが偶然ではなく、予兆の一種だとしたら、ちょっと嬉しい気持ちもあることはある。 仕事帰り、歯医者に寄って、ことの顛末、といっても地震のことは話さずに、ただ単に突然歯が砕け散ったということを話しても、どうしてですか。それまで痛みは感じてたのですか。突然とはどういうことですか。と、なかなか現実を受け容れられない受付嬢に、これはやっぱり地震のくだりを話したほうがいいのかなと思っているうちに、診察室に通され、歯科医にこれはただの虫歯で、デンタルケアを怠ってここまで放っておいたお前は馬鹿だというニュアンスのことを言われ、唾液と一緒に地震の予兆と、期待していた選民思想を飲み込んだ。 |
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