2005年06月26日(日)  主任の鏡。
 
婦長さんが「そろそろ飲みに行きたいねぇ」と僕に言ってくるのは、私はストレスが溜まっていてそろそろ発散したいので、主任、お前また飲み会のセッティングをしろ。ということで、そんなこと百も承知の僕はすかさず「僕もそう思ってました!」なんてオベンチャラ。
 
ここで難しいのは、看護婦さん達の説得であって、婦長さんが飲み会に行きたいと申しているので皆参加するようにと威圧的に言っても敬遠されるだけであり、そりゃそうだ。誰だって上司と楽しく酒なんて飲めるはずがない。
 
しかし、飲めるはずがないから飲みたくないというのはこれ、飲み会を余暇のカテゴリに分類しているからであって、これも仕事のカテゴリに分類すると、しょうがないなぁ参加しなきゃなぁと思うのであり、婦長さんより偉い総婦長さんは言っていた。「給料の1割は自分への投資だと思わなければならない」って。
 
こらどういうことかというと、給料貰って全額自分の為に使おうと思ったら大間違いである。1割は上司や同僚と親睦を深めたり、新しい文献を購入するなどして、自分のそして看護の向上に努めなければならない。って。まぁ滅茶苦茶な理論だとは思うが、一理あることはあることはある。でもそんな理論で看護婦さん達を諭したって、重い腰が少しでも浮くことなどありえない。
 
じゃあどうするかってんで苦肉の策。というかいつもの策。主任である僕がストレスが溜まっていて、すごくみんなと飲みたい気分なんです。いつも一人狭くて暗い部屋でビールばかり飲んでいるから。看護婦さん達と楽しく飲みたい。だから飲み会開きたい。行きましょうよぉ。ねぇ行きましょうよぉ。と、時々寂しい目をしながら僕の意思で企画した飲み会だということを伝え、腰をくねくねさせ、流し目したり頬を膨らませたりと馬鹿演技に没頭しているのはこれ飲み会を開きたいと言った婦長さんの願いを叶えさせるためだけであり、自分のプライドを捨ててまで看護婦さんに媚を売るこの姿勢。主任の鏡だと思うわけがない。
 

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