2005年04月22日(金)  テロ的思想。
 
本日、午前10時半に部屋を出て、正午過ぎの羽田発鹿児島行きの飛行機に乗らなければいけない僕は、前日歌舞伎町で観劇した後、酒を飲んでおり、ついでに美味い料理も食って、「明日? 休み休み。今日はパーッと盛り上がろうぜー!」なんて浜崎あゆみのライブのような掛け声を挙げつつ、終電前の帰りの電車の中で明日早起きせんければいかんことを思いだして気分が陰になり、部屋に帰ってシャワーを浴びて就寝。
 
午前10時半に部屋を出なければいけないのに、起床は午前10時。30分しか準備する時間がない。しかも今回は3泊4日の帰郷であるというのに、着替え、洗面道具、土産その他諸々の準備を一切していないという有様。気分は8月31日に「なんで夏休みの間ちゃんと宿題しなかったんだ」と、泣きべそをかきながら必死に勉強するそれと一緒で、僕のこの刹那主義で好い加減な姿勢は小学生の頃から全く変化していないといえる。
 
羽田空港でひったくるように土産を買って、チケットを取り出す。「E−11」と書いてあるので、搭乗口11番に向かうが、離陸20分前だというのに閑散としている。なんだよみんな結構時間にルーズなんだなァ。僕ってどっちかっつうと時間にシビアな方かもしれないねとの思いはただの自惚れであり、「E−11」というのは飛行機の座席番号であり、搭乗口はその上に記載されている「2」だったということが離陸10分前に発覚。チョーヤベー。親友の結婚式に行けねーカモシレネー。と、焦っているというのに自分の馬鹿さ加減に呆れ、オカマのような格好でヘラヘラと笑いながら2番搭乗口に走り、息を切らしながら座席に乗ると隣がメチャクチャ可愛い子! メチャクチャ可愛い子!
 
やった! 今から楽しいフライトが始まる! なんて思ったのも束の間、あんまりキレイじゃないスチワーデスが、「お客様……」と何だか言いにくそうに話し掛けてくるので、なんだよチョーウゼー。遅れたのは謝るけど、こうやって時間に間に合ったんだし、快適な空の旅を楽しむ為に、しばらく先程の小走りで躍りあがった心臓を落ち着かせてくれる時間をくれないだろうかという視線を送った刹那、「お座席、お間違ってはおりませんでしょうか」と、なんだか変な敬語を使われ、チケットを取りだしてみると「F−11」と書いてある。わぁ。恥ずかしい。でもEとF、線が一本入ってないだけじゃねぇか。せっかく隣に可愛い子が座ってるんだし、そこをなんとか。という視線を送りつつ、こんな恥ずかしい思いをするのならいっそ墜落すればいいのにとテロ的思想。
 

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