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| 2005年04月21日(木) 愛の渦。 |
| 某IT企業に勤めるピチカートマニアのご令嬢と、劇団ポツドール公演「愛の渦」という演劇を観に行った。 ”リアル”にこだわった作品づくりがこの劇団の特徴らしいが、リアルにこだわりすぎているあまり、リアルな「時間」というものも共感しなければならず、これが辛いといえば辛い。 というのは、例えば僕と彼女が会話をしている。面白いことも言えばつまらないことも言う。笑うこともあれば怒ることもある。でも、二人がいる時間は、面白いこともつまらないこともなく、笑いもしないし怒りもしない、「なんでもない時間」というものが存在して、この演劇でも、この「なんでもない時間」が、舞台で忠実に再現されている。 二人で舞台を凝視しながら、「……なんでもないじゃないか」と感じつつ、これも意味があるんだと更に注目するが、やはり何も起こらず、そこでようやく、リアルとはこういうことなんだよなという思いに到達。でもやっぱりこの「なんでもなさ」を表現するのにも、すごい技術とか必要なんだろうなぁと思ったアルタ前。 テーマが性欲もしくは肉欲もしくは愛欲もしくは色欲という、「欲」という字がとても似合うとにかくエロエロな演劇だったが、まぁ全ての物事の本質はエロだと思うので、その大々前提を通してこの演劇を見ると、とても面白いと思う。 帰りに寄った居酒屋で、今日の演劇とエロについて感想を語り合ったが、自分たちの会話に注目すると、やはり「なんでもない時間」が存在する。ビールを飲みながら「なんでもない時間」を満喫するという楽しさが見つかったりして。 |
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