2005年03月29日(火)  怒りの唐辛子。
 
唐辛子って腸で消化されなくてそのまま排泄物として出てくるから、辛いもの食べたら肛門がヒリヒリするのよ。って彼女は言うけど、そりゃ嘘だ。嘘だと思う。でもよく考えてみるとそうかも知れぬ。第一、辛いもの食べてウンコすると肛門がヒリヒリするって体験はしたことあるけど、どうしてヒリヒリするのかということは考えたことがなかった。辛い物→肛門ヒリヒリという構図に疑いを持つことなく僕等は毎日ヒリヒリしてた。いけない兆候だと思う。人間、何に対しても疑問を持たなかったらおしまいだと思う。
 
まぁ唐辛子は消化されないって話は嘘だと思うが、彼女はヒリヒリする肛門を撫でながら、どうしてヒリヒリするのかなケンカをするとするのかな。なんて稚拙的な発想から、思考の紆余曲折を経て、唐辛子は消化されない! という発想まで発展させたのだろう。たいしたものだと思う。まぁ嘘だと思うけどね。
 
「嘘じゃないもーん!」
 
と、彼女は今日も怒っている。お前はどうしていつもそう怒ってばかりいるのだ。もうすぐ大地震がくるんだからさ、もっと穏やかに生きましょうよ。ほら、ピザまん買ってきたよ。と、僕は常々彼女に説いているんだけど、「ピザまん買ってきたのは私でしょー!」と、僕の会話によって彼女の怒りは次々に連結されて、「あぁ、ゴメンゴメン。ピザまん買ってきたのは君だったね。どうせ買ってくるんだったらお茶まで買ってこいよ」なんて言うと、「折角あなたがお腹空かせてると思って買ってきたのにー!」と、怒りアンド涙の応酬。やがて収拾がつかない事態に陥ってしまう。
 
彼女がそういう情緒不安定な状況というか、僕が故意に情緒をコントロールしているのだが、彼女を怒らせてばかり、泣かせてばかりいるのもちょっと可哀想なので、「なるほどね。きっとそうだね。唐辛子は吸収されないんだよ。だから肛門ヒリヒリするんだよ。お前って頭いいなー」と、彼女の頭を撫でると、「バカニシナイデヨー!」と、彼女の怒りは烈火の如く。
 

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