2005年03月21日(月)  トラブル発生。
 
最近はデートの時、喫茶店などで「国語力常識問題」という本を取り出して、二人で国語力を養うという可愛いというかオヤジ臭い遊びに耽っているのだが、これが結構面白く、彼女が解けない問題を解けるという爽快さ、彼女が解けて僕がわからないという屈辱感を交互に味わいながら切磋琢磨。
 
問 フランス語がもとにしてできた動詞はどれですか。
1、アジる 2、トラブる 3、サボる
 
彼女はティーカップを置いて、僕はコーヒーカップを置いてしばし思案に耽る。「アジる」という言葉は「アジテーション」からきてるし、「トラブる」は「トラブル」、「サボる」は確か「サボタージュ」って言葉からきてるんだよなぁ。しかしどれがフランス語なのかわからん。さすがに「トラブル」は英語だから間違いだと思うけど……。
 
「トラブル!」
 
彼女が自信満々に大声で。しかしここは池袋の喫茶店。池袋の喫茶店で大声で「トラブル!」と宣言。「トラブルトラブル!」とその後2回宣言。周囲の客はいきなり何なんだと怪訝な表情を浮かべたが、彼女はお構いなくその後、「トラブルトラブルトラブル!」と、3回宣言、と、ここまで書くと嘘。
 
「いやぁ、トラブルじゃないでしょ。だってそれ英語じゃん」
「絶対トラブル!」
「むしろ『サボる』が怪しいと思うんだがね僕は」
「トラブルトラブル!」
 
と、もはやトラブルメーカーと化してしまった彼女を前にしばし考える。トラブルかもしれないと。という推察に至った理由は、10年ほど前、シャンプーという外人の二人組の女性が「トラブル」という曲を歌っていて、これが日本でもヒットして当時看護学生だった僕は彼女とこの曲を車の中でよく聴いていたのだが、この「シャンプー」という二人組の歌手と、「t.A.T.u」がシンクロして、t.A.T.uは「トラブル」は歌ってないけどロシア出身で、女の子二人組で、ということは「シャンプー」にも通じることがあって、シャンプーはトラブルを歌っていて、ロシア出身のt.A.T.uとシンクロするからトラブルはロシア語? 問題は「フランス語がもとにしてできた動詞」と書いてあるけど、ロシア語とフランス語ってよく聞き取れないという意味では一緒じゃん?
 
という馬鹿みたいな過程を経て、実際馬鹿な過程だが、主に試験中などに襲われるこのような「馬鹿な過程」はなかなか侮ることができず、相変わらず「トラブル! トラブル!」と連呼し続ける彼女の声を聞きながら、本当に「トラブル」かもしれないという結論に持って行ってしまったという僕の馬鹿っぷり。そして最初から大声で「トラブル!」と宣言していた彼女の更なる馬鹿っぷり。こういう状況を見て人々は往々にバカップルと呼ぶのであろう。答えはサボタージュ。
 

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