![]()
| 2005年03月14日(月) 新しい風。 |
| 我が職場では4月より勤務異動があり、勤務異動の前は誰がどこの病棟に異動になるという噂が立ち、噂が噂を呼び、確固たる情報がないものだから、やがて噂が妙な真実味を増してきて、何が噂で何が真実だか。って全部噂なんだけど、その真実味を帯びた噂が、看護婦さんそれぞれの肩に重くのしかかり、落ち込んだり、浮かれたりと、どこの病院だって同じだと思うが、勤務異動の顛末にはいろんなドラマが発生するのである。 と、他人事のように書いている僕だって勤務異動の噂は立っており、まぁ僕はお調子者だから、今の病棟だって大好きだし、もし異動になったとしても、異動先の病棟だって大好きになるはずである。よって勤務異動を楽観視。来るなら来なさい。来ないのならそっとしといて。でもどっちでもいいやというスタンスで、日々看護婦さん達の間で交わされる噂話に耳を傾けながら、本日、勤務異動発表の日を迎えた。 驚嘆の声を挙げたのち溜息。4月より主任昇格。ってかまたかよー! と、心の中で叫ぶ。というのも以前勤めていた病院でも6年目くらいから主任を勤めていたが、主任ってやつは上に婦長がいて、下には看護師さん達がいて、婦長の圧力と看護師の不満、その間の潤滑油的な役割をするのが主任というやつで、まぁまぁ婦長さん、そう言わずにと言った3分後に、まぁまぁ看護師さん、そう言わずにと油汗を流しながら右往左往。かなり損な役まわりをされる地位であって、やれと言われればやるけれど、やんなくていいと言われたら喜んでやんないというような、ストレスフルな立場である。 そんな貧乏くじを引いたような役まわりを、この病院でもすることになるとは、薄々勘付いてはいたけれど、溜息が出るのは当然であって、しかも僕はこの病棟ではまだ新人である。まだ1年と半年くらいしか経っていないのである。そんな僕をなぜ主任になぞ昇格させるのですかと総婦長に伺ったところ、「新しい風を取り入れたいから」という、実に抽象的な理由を言われ、アゴ髭かつウルフカットならびに本職の他、フリーライターなんていかがわしい副職を持っている不良看護師のどこを見て新しい風など形容するのか。けしからん。頑張ります。と、昔から権威に従順な僕は看護師さん達の前で声を出して「頑張ります」と誓いの言葉。家に帰って小さな溜息。 |
| 翌日 / 目次 / 先日 |