2005年02月04日(金)  ビップス・ベポラッポ。
 
なんとか熱も下がってきて、あとは完治に向かうばかりとなったのだが、今回のインフルエンザ、誠にきつかったですよ辛かったですよ。外出もできなかったので昨日の夜は水とお湯と焼酎だけで過ごしましたよ。あとスルメもあったけど、何か消化に悪そうなものを食ったら体に悪そうなので、スルメは食わんかった。
 
あまりにも喉が痛かったので、病院に行った帰りに、薬局でヴィックス・ヴェポラップを購入した。このヴィックス・ヴェポラップ。喉の炎症を抑える三角形のいわゆるノド飴で、結構昔から存在するのだが、この歳になってこのインフルエンザになって、ようやく僕はヴィックス・ヴェポラップという言葉を覚えた。
 
というのも風邪をひいていなければヴィックス・ヴェポラップなんてのは無用の長物で、見向きもしないのであって、ヴィックス・ヴェポラップという正式な名称もうろ覚えで何の弊害もないというのが健康の素晴らしさであるのだが、風邪をひいて喉がぎゅんぎゅんに腫れてくると、もう藁にもすがる思いで、ヴィックス・ヴェポラップを口に含み、ゼェゼェハァハァいいながらソファーに深く座り、テレビを見る気力も本を読むエネルギーもとっくの昔に尽きている僕は、手に持ったままのヴィックス・ヴェポラップの箱をぼんやり眺め、あぁ、こんな名前だったんだ。と今更ながら思ったのである。
 
ビップス・ベポラップと思っていた。ビッグス・ベボラッポと思っていた。なんか「音」だけで覚えた気になって満足して今まで生きてきた自分が悲しい。ヴィックス・ヴェポラップなんて正式な名称があったことを今更気付いた自分が恥ずかしい。つーか読みにくい。読みにくいけど覚えなかった僕が悪い。「楽天」をいまだに「らくてん」なのか「がくてん」なのか自分の中でうやむやにしている僕の日頃の姿勢が悪い。もっと世の中と真剣に向かい合わなければ。とゼェゼェハァハァ言いながらソファーの上で気を失いかけながら。
 

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