![]()
| 2004年12月03日(金) デートしたい気分。 |
| あぁ。たまにはデートしたいなぁと思ったのは、ここ数日、休日の度に寝る間も食う間も惜しんでドラクエをしているのであって、未踏の大陸を歩き、手強いモンスターを倒し、新たなストーリーに一喜一憂するという、やっている間はすごく楽しいんだけど、問題はプレステの電源を切ってからであって、真っ暗になったブラウン管を見ながら、「何やってんだ俺は」と、まるで射精後のような面持ち。窓を明ける。空が青い。太陽が輝いている。鳥が歌っている。柿の実が熟っている。世の中は僕を置き去りにして動いている。やばい。すげぇ置いてけぼりくらってる。大都会東京で。しかし埼玉寄りの板橋で。ゲームだけの冒険で満足しているようでは駄目だ。四肢体幹を駆使してリアルな冒険に出掛けたい。でもモンスターの代わりがチンピラで剣の代わりが拳銃とか、そんなリアルな冒険は嫌だ。怖いし。だからもっと平和な冒険に出掛けたい。空を見て青いと思うとか、花を見て綺麗だと感じるとか、そんな冒険に出掛けたい。でも一人じゃ無理だ。空が青いネ! なんて一人で感動してもちっとも面白くない。よって僕はデートがしたい。平和的でリアルな冒険に出掛けたい。 というわけで彼女に、「デートしたい!」と、衝動的とも思える内容のメールを送信。内容自体が衝動的なので返信はなく、少し寂しい気分。理由くらいは訊ねてもらいたかった。「デートしたい」というたった6文字だけど、そこには僕の苦悩が込められていたんだ。と言ってみても、現在二十歳の彼女にはそんな苦悩は理解できるはずがなく、仮に三十歳だったとしても理解できるとは思えないけれど、彼女は学校で友達とワイワイキャッキャ、時には切磋琢磨などして学生特有の苦しくとも楽しい日々を送っているのかもしらんが、僕はこのように毎日病院で働いて、口には出さないけれど、何かとストレスも溜まりやすく、ストレス発散といったらドラクエしか手段がなく、デートでもしたいけれど彼女は遠い距離。しかしデートしたらしたで、デート特有のストレスも生じるわけで、だったら今の状態でいいのか。僕はドラクエやってたらいいのか。時々依頼された原稿を書きながら自分の怠慢を棚に上げて世の中にぶーぶー文句垂れてたらいいのかと自問自答の日々。 よって、彼女が遠距離で好きなときにデートできないのであれば、好きなときにデートできる彼女を作ればいい。遠距離の彼女とは会った時に思う存分デートすればいい。と、太陽が輝き、空が青く澄んでいる日に名案を思いついたのだけど、世の中ではそれを浮気と呼んでいるらしく、つまんねーなー。ちっとも合理的じゃねーなー。遠くに彼女がいて近くにも彼女がいて何が悪いんだよ。ちょー合理的じゃないか。と思うけれども、世の中はそれを倫理の問題だ。などと意味のわからぬ概念で僕を弾糾しようとする。わかったわかった大丈夫大丈夫。近くに彼女なんて作らないから大丈夫。落ち着けよ。そんなこたぁしないから落ち着けよ。と、青い空に向けて、まぁまぁというゼスチャー。 |
| 翌日 / 目次 / 先日 |