2004年12月01日(水)  世界の中心でベギラマを唱える。
 
ここ数日、新しい呪文を覚えられるのであれば仕事を休んでしまっても構わないという心意気でドラクエをやっていて、その心意気は認めるけれど、いくら新しい呪文を覚えても新しい武器を購入しても莫大なゴールドを得ることができても、実生活には何のプラス要素もなく、むしろマイナス要素満載で、このように日記を書いている時間さえもが惜しいと思っている僕はかなり駄目な方の人間。人生を勝敗で表すつまらない今の世の中の表現を借りるのであれば確実に負け組であり、ここは人生の一発逆転でも狙って北朝鮮にでも亡命して悦び組にでもなろうかしらんとも思う。
 
ドラクエは教会でゲームの記録を行うのだが、このゲームの記録をされたとき、プレイ時間が表示される。いつもはたいして気にもならないのだが、ふと見てみると25:05と表示されている。
 
あちゃぁ。なんだこれは。僕はもう25時間もドラクエをやっているのか。25時間て。25時間あれば何ができる。僕は一体何を得たのであろうか。25時間あったら、はがねの剣だって買えるし、レベルだって10以上上げられる。あの憎きゴーレムだってトロルキングだって一発で倒せる力を得ることができるじゃないかと、思考すらドラクエに侵されていて僕はもう駄目だ。外に出て彼女とデートにでも行きたいけど彼女とは遠距離なので自由にデートすらできない。あぁ。ルーラを唱えられたらどんな町にもひとっとびなんだけどなぁ。と、もう救いようがない。
 
彼女は最近、「シナモンロールかわいい!」なんて、何かの病に侵されてしまったかの如く、サンリオのキャラクターであるシナモンロールの名を連呼しているのだが、たかがぬいぐるみ風情にうつつを抜かしやがって。もうキミはハタチになったのだからもう少し大人らしい振る舞いをしたらどうなんだと、口には出していわないけど、心の中で彼女を戒めつつ、僕は今日も手強いモンスターを目の前に、勇猛果敢にベギラマを唱える。
 

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