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| 2004年11月27日(土) 概念と終電。 |
| 彼女以外の女性と食事に行くのは何ヶ月振りだろう! 何年振りだろう! 生涯何回目だろう! と、午後7時上野駅、待ち合わせ場所のジャイアントパンダ像前、に、辿り着くことができなかった僕は、とりあえず人が多いところへ行こうと、ジャイアントパンダ像を探すことが先決であるはずなのに、人が多ければ何とかなるとかそういうことしか考えていないから、「今どこにいますか?」とメールが届いても、「わからない」としか返事ができない。しかしわからないながらも何とかしようと、とりあえずウロウロしてようやく見つけたのがジャイアント西郷像。おぉぉ。西郷さん隆盛さん。東京は、人ばかり多くてどうしようもない所ですよ。鹿児島生まれヒップホップ育ちの僕は待ち合わせ場所にすらろくに行けない。どうすればいいでしょうか。「じゃぁ、とりあえずそこにいてください」と言ったのは西郷像が僕の心に訴えてきたのではなく、食事に行く女性からメールが届いたのであって、どうしようもない男だなぁ。全く頼り甲斐のない男だなぁぼかぁ。こういう風にして東京砂漠に埋もれていくんだなぁ。 待ち合わせの女性とようやく会うことができ、さぁ晩飯に行こう。昨日ネットで検索したお好み焼き屋に行こうじゃないか。僕は地図を持っていないが、彼女の携帯には店の地図がメモリされている。ちょー頼り甲斐あるし。よし。ここは男らしく貴女の後をついていこう。と、アメ横の人波をかき分けつつ、店があるらしい方角へ進むこと30分。もうこの近くの店でいいや。と、どちらとも腹が減っているものだから、目的地のお好み焼き屋のことなどどうでもよくなって、目がついたお好み焼き屋に入りましたと! ここまで何度「お好み焼き」って書いていると思ってるんだ! と、突然立腹してしまったのは、何度書いても僕のパソコンは「お好み焼き」を「お好みや気」としか変換せず、んあぁ。めんどくせー。んじゃあまず「お好み」と書いてから「焼き」と書こう。ということになったのだけど、「お好み」で変換すると「御子のみ」なんて意味のわからない文字に変換されて、「焼き」と変換すると「妬き」と変換される。お好みや気。御子のみ妬き。なんだこら。馬鹿にしてんのか。それならそうとこっちも考えがある。次行きましょ次。と、たらふく食って店を出て、駅前の屋台に行きました。 今風の格好をした28歳の男と23歳の女性が何故おでんの屋台に行ったかというと、今風なのは格好ばかりで考えていることはというと、最近の日本語はおかしいだのイラクに行かなくともその辺で自分探しをすればいいじゃないかだの、屋台の狭いカウンターに肩を寄せ合い座っている中年サラリーマンのそれとたいして変わらず、延々と年齢不相応の話題に花を咲かせていたら午前0時半を過ぎている。 ヤバイ。終電が。と、僕の根底に眠る好色な心が故意に終電が過ぎる時間まで飲んでいたと、そういうことではなく、僕はこの通り鹿児島生まれヒップホップ育ちだから、電車の終電など気にしてお酒など飲んだことがない。いわゆる「終電」という概念がないのだよ僕の頭は。しかしここは東京上野。上野発の夜行列車降りたときから、池袋で乗り換えて板橋まで向かわんといかん。ヤバイ。けど大丈夫。キミも大丈夫ですか。「私もギリギリ大丈夫だと思う」と、駅のホームで別れて、それぞれ反対方向の山手線で帰って、彼女はギリギリ終電間に合ったようだが、僕は池袋に着いたはいいが乗り換えの終電に間に合わずどうしよう。ヤバイ。サムイ。パトラッシュ。天使が僕を天国に運ぼうとしてるよ。と、僕を運んでいるのは個人タクシーであって、無事に我が家に帰りついた僕は、歯の間にはさまっていたおでんの牛すじを取るのに1時間を要した。 |
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