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| 2004年11月23日(火) マリモとマンちゃん。 |
| 彼女が、「ねぇ、アナタのこと何て呼べばいい?」なんて、付き合ってもうすぐ1年が経とうというのに、今更何を言っているんだ。彼女は今まで僕のことを「ヨシミさん」と呼んでいて、付き合って3ヶ月目くらいに、「もうヨシミさんってサン付けで呼ぶのやめてくれないか」と言ったことがあるのだが、「何よ。いいじゃない。私はそう呼びたくて呼んでるんだから」と、僕の要求は却下された過去があるというのに、今となってやはり「ヨシミさん」では不自然だと言う。おかしなものだと空を見上げる。雲一つない秋空が広がっている。昨日はあんなに天気が悪かったのにね。女心みたいだね。 というわけで、新しい呼び名で僕のことを呼びたいと言うので、何と呼ばれてもいい僕は何と呼ばれてもいいと彼女に告げると、そうやって何だって真剣に考えてくれない。この早漏。と、僕は決して早漏ではないのだけど、彼女は身をもって体験しているので早漏なのかもしらんね。と、そんなわけはなく、どちらかというと遅い方の分類に入ると思うのでって何を言わせるんだ。とにかくキミが呼びたいように呼べばいい。昔の彼女から「マー君」って恥ずかしいあだ名で呼ばれていたけど、この際マー君でいいよ。と言ったのだけど、「私は昔の彼女が呼んでいたあだ名なんか使いたくない」と、ほらきた。オンナはいつだってそうだ。なぜか昔の彼女が使っていたあだ名を使おうとはしない。だから僕は5年前の彼女に「マリモ」なんて妙なあだ名をつけられる羽目になったんだ。今も思うけど何なんだマリモって。タモリみたいじゃないか。 じゃあ「ヨシミ」でいいよ。オンナみたいな名前だけど、苗字なんだからしょうがない。サン付けが嫌だったら呼び捨てで呼べばいいよ。ヨシミでいいよ。決定ね。と、「マリモ」系の妙なあだ名を付けられる前に、結局自分で決めて彼女も納得するに至ったのだが、僕もここは心機一転、彼女の呼び方を変えてみようじゃないかという話になった。 現在僕は彼女ことを名前で呼んでいて、例えば彼女の名前がアユミだったら、「アユミ」と呼んでいるわけで、毎度毎度アユミと呼ぶのは何だか面倒臭いので、便宜上「アユ」と省して僕は呼びたい。キミのことをアユと呼びたい。ということを付き合い始めの頃言ったことがあるのだが、「アユ」ではダメだと言う。何故か問うと、昔の彼氏もそう呼んでいたからと言う。別にいいじゃないか。関係ないじゃないかと僕は思うのだけど、彼女がそういうのだから仕方ない。だから僕はずっと彼女のことをアユミと呼んでいたのだが、僕も「ヨシミさん」から「ヨシミ」になったことだし、キミも新しい名前で呼ぶことにしよう。 例えば僕の彼女の苗字が「山下」だとしたら、山下の山を英語に訳してマウンテン。さらにそれを略してマンちゃん。よし、キミは今日からマンちゃんだ。マンちゃんコンバンハ。マンちゃん大好き。マンちゃんマンちゃん。と、マンちゃんを連呼したら途端に彼女は機嫌が悪くなった。おかしなものだと空を見上げる。雲一つない秋空が広がっている。昨日はあんなに天気が悪かったのにね。女心みたいだね。 |
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