2004年11月17日(水)  うどんクッキー。
 
何日振りかわからないけどとにかく久々の職場なのであーる。夜勤入りなので午後4時半に出勤したのであーる。
 
「あぁヨシミ君久し振り。1月振り? 1年振り?」
 
婦長さんも悪い冗談である。お前はこんな忙しい時期に有休駆使して連休取って高松なんぞ行きやがって私はお前が休んだ所為で大した休みも取れず毎日病棟で東奔西走していた。よって意地悪の一つでも言いたくなる。というような顔をして僕の肩を叩く。
 
「でもあんた。今から入院ありますから! 残念!」
 
なんて、最近覚えたばかりのギャグを言いながら、そのあとの「〜斬りっ!」が思いつかなくて悶々としている。入院かぁ。イヤだなぁ。また僕がアナムネ(患者さんのプロフィール作成のようなもの)取らなきゃいけないのかなぁ。イヤだなぁ。久々に職場に来たらこれだもんなぁ。と僕も悶々とした表情を浮かべていると、「う、嘘斬りっ!」という何のひねりもない事を一生懸命の表情で言う婦長さんは、高校生の子供がいるというのに、少し可愛いと思った。
 
「ヨシミ君久し振りー。2ヶ月振り? 2年振り?」
 
今夜一緒に夜勤をする看護婦さんである。僕と婦長さんの会話をどこかで聞いていたのである。「いや、3年振りですよ」と僕が言うと、「5日振りでしょ」と尋常な口調で申すので少し絡みづらいところがある看護婦さんである。
 
「ねぇお土産は? 讃岐そば。讃岐そば」
 
こういうセリフもギャグと取っていいのかわからないのである。讃岐はうどんも美味しいが、そばも美味しいかもしれぬ。しかしこれをギャグとして言ったのであれば、うどんをそばに差し替えただけであって何も面白いところがない。しかも僕は帰りの飛行機の時間を間違えたせいもあって、お土産を買う暇などなかったのだ。買ったけど。名物か何なのかさえわからないちっこいクッキーの詰め合わせ買ったけど。
 
「はい、讃岐うどんクッキーです」
「わぁ! すごい! うどんがクッキーに! すごいねすごいねってこれ普通のクッキー!」
「そんなことないです。うどん並みに炭水化物が入ってます」
「共通点それしかないじゃない! こんなものいらない!」
 
と、残念なお土産を買ってしまったが、婦長さんが休憩室で隠れるようにクッキーをかじっていて少し可愛いと思った。
 

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