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| 2004年11月16日(火) 大凶ホッチキス(後) |
なんとか彼女の昼休みに間に合った僕は、学校のロビーで彼女と待ち合わせをして近くのうどん屋に昼食を摂りに行ったがまだ安心はできぬ。だって僕は大凶だから。ラッキーアイテムのホッチキスの芯を持っていないから。 彼女が案内してくれたうどん屋は、昼飯時とあって異常な混雑を見せている。例えば東京の人間は東京タワーになんて滅多に行かないように、香川の人間はうどんなんて滅多に食わないだろうなどと思っていたのだが、皆うどん大好きであり、ここはお前みたいな観光客が来るところじゃねぇ。オレらの日常の延長線上に存在するうどん屋なんだ。一見さんはすっこんでろ。とっとと食って席を開けろ。というようなオーラを皆全身から発しておりおっかないことこの上ない。 救いを求めるように横に座っている彼女を見ると、明らかに不自然な態度でうどんをすすっている。ちょっとまずい状況だ。一刻も早くここを出ようと思う。なんかチョー気まずい。とでも思っている風で、何が彼女にとってまずい状況なのか、まぁ、なんとなくわかったのだが、食事中僕に話し掛けてくるでもなく、まるで他人のような扱いを受けてしまい、やはり大凶。彼女の態度まで変わってしまった。はじき出されるように店を出ると彼女が「美味しかったでしょ」なんて悠長なことを言うので、「味なんてわかんないよ。食った気がしなかったよ」と正直な意見を述べると彼女はあからさまに不機嫌な顔になったけれども大凶だから仕方ない。おみくじの結果に免じて許しておくれよと心の中で彼女に謝罪し、別れようかなとか思ったりしたのも全て大凶の所為。 その後も大凶の被害を散々被ったのだが、あまりにも悲惨なことがありすぎて詳しく書くと莫大な文字数になってしまうし、莫大な文字数を使ってまで日記を書こうとは思わないので以下かいつまんで書くと、帰りの飛行機の時間を30分間違え、空港に30分前に到着した。ちょー余裕ある。時間を持て余してしまった。ちょーヒマ。なんて思ってたら既に出発時間で空港中に僕の名前がアナウンスされていたということと、羽田に到着して手荷物受け取り所で彼女にメールしようかと思ったら携帯がないことに気付き、機内に置き忘れてしまい発見されるまで1時間を要したこと。 実際は1時間以上待たされたのだが、自分で置き忘れた手前、早くせーよ! と、空港職員を急かすわけにもいかず、ヒマだなー。遅せーなー。そうだ。暇だから彼女にメールでもしよう。と、ポケットに手を入れてから携帯がないことに気付く呆れるような鈍感振りを発揮しているのは全て大凶の所為。帰り道、自宅マンション近くのコンビニでホッチキスの芯を購入した1時間後に、大凶の1日が終わった。 |
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