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| 2004年10月04日(月) 悋気について。 |
| 僕は昔から嫉妬を感じない性格で、彼女に対しても無関心。「好きだよ」という言葉は胸から出さずに舌から出す。「昨日何してたの?」という言葉は相手の詮索ではなく、ただ話が続かないから。「今日帰り遅くなるね」なんて言われると喜ぶ始末で。僕は嫉妬から一番遠い場所で恋愛していると思っていた。 しかしこの歳になってこの独占欲。なんだこれは、なぜ相手にこんなにも無関心になれないのだ。所有の同権性、人権の同化。みっともないなぁ。僕は僕、彼女は彼女でいいじゃないか。彼女が何をしようが僕には関係ないはずじゃないのか。なかったのか。 というわけで、最近彼女に対する嫉妬心がなんだか制御できないので、ここはひとつ冷静になって、冷たいシャワーでも浴びて頭冷やして、これは一体なんぞと考えてみることにします。 嫉妬なんていうものは、心に疑いを持っていると、暗闇の中に、ありもしない鬼の形を見たりするという、いわゆる疑心暗鬼の状態で、疑う心があると、何でもないことまで、恐ろしく思えたり、疑わしく思えたりするものですが、遠距離恋愛というものは相手が見えないので、声だけを頼りに暗闇の中で恋愛しているようなものだが、ここにインターネットという中途半端に2人を結びつけるものが存在して、これが厄介。非常に厄介。 インターネットを用いた遠距離恋愛なんて遠距離であって遠距離じゃないと思う。なんなんだ僕たちを中途半端に結び付けようとするこの電話回線は。ADSLは。忌わしい。こんなものがあるから相手がオンラインで話し掛けても反応が返ってこないと、誰か他の男と話しているのではないだろうか。笑顔で。彼女はあまり僕の言うことでは笑わないのだけど、他の男の言葉では心から笑ってるかもしれない。あぁ鬼がいる。暗闇の中に、電話回線の中に鬼が潜んでいる。彼女は「ひとりよがりの嫉妬はやめて」なんて言うけれど、嫉妬とはそもそもひとりよがりでするものなのだ。誰も助けてくれない。一人でこの見えない鬼と戦わなければいけない。 と、ここ数ヶ月、この見えない鬼と戦っているけど、一筋の光明すら存在しないのでやはり形勢不利。そろそろ負ける。負けこます。 |
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