2004年10月03日(日)  殴られたときのストレス発散法。
  
やっぱり一番のストレス発散は睡眠だと思うのです。人間は寝てナンボだと思うのです。
 
僕は12時間も13時間も平気で寝ることができる。その間、一度も排尿に行かない。病院では患者さんが8時間小便が出なければ導尿といって、尿道に管を入れて排尿させることがあるけれど、仕事で導尿をしながら、心配ないと思うけどなぁ。僕なんて13時間も小便しなくても平気なのになぁ。痛そうだなぁ。でも婦長さんの命令だから仕方ないよなぁ。と、うじうじ考えながら患者さんの尿道に管を入れるんだけど、13時間排尿しなくたって僕はこんなに元気に生きている。ストレス知らずで。それはなぜか。寝るからである。呆れるほど寝るからである。
 
僕が働いてる病棟は急性期病棟といってそれはそれは忙しい。猫の手でも孫の手でも手だったら何でもいいから借りたいくらい忙しい。そして物騒。おっかない。誰もが理解しない説明をすると、急性期とは慢性期ではない病棟のことで、更に精神科であるので、アルコールを浴びるほど飲んで周囲の物や人を破壊した者、覚醒剤をしこたま打ってレロレロになりながらもやはり破壊活動を行う者など、日常生活において、接することがあまりないような方たちをどうにかして治療しましょうというところなんだけど、これがまたおっかない。
 
覚醒剤を打つなんて、最近こそ学生やサラリーマンもいるという話を聞くけれど、やはり背中に色鮮やかな花や龍などを刻んでいる人が大多数であり、急性期であるから思い切り怒鳴られたり喧嘩売られたり、時には殴られたりすることだってある。それでも我々医療職はまぁまぁ落ち着いて。これ飲んで。飯もちゃんと食って。うんこして寝てください。なんて穏便に看護することが求められるわけで、どう考えたってストレスが溜まらない方がおかしい。殴られてストレス感じないなんて、そっちの方がおかしい。
 
だからストレスの発散方法を知らない若い看護師たちは、すぐに辞めてしまう。僕はもう若い看護師ではないのですぐに辞めてしまわないけれど、よく考えると殴られずにここより高い給料を貰える所なんて探せばいくらでもある。若い者は忍耐力はないけれど、判断力は優れているので、すぐに青い芝生に走ってしまう。僕はもう若くはないので、若くないというか辞めてまた新しい職場で新しい人間関係やら何やかやを築くという過程の方に面倒臭さを感じてしまうので、多少物騒な職場でもこうして頑張っている。
 
その代わり僕は寝る。眠り続ける。おそらく自分では感じていないんだろうけど、職場でのストレスは並大抵のものではないと思う。だから心がそのストレスに気付く前に、身体が安息を求めているのだと思う。僕の心は鈍感だから、そのストレスに未だ気付いていないのだ。それでいいと思うけど。それだからこそいいと思うけど。だから不眠症に陥ったら最後、僕はもう駄目になってしまうだろうと思う。
 

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