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| 2004年07月29日(木) 青空。 |
| 左の下の奥歯にぽっかりと穴が開いてしまって、それでも1週間ほど我慢していた、というか歯医者に行くことが億劫だっただけなんだけど、物を食う度に、タケノコやポテトやウィンナーが詰まるので、食後に爪楊枝が欠かせなくなり、やがてその行為が煩わしくなり、やがて歯医者に行くことの億劫さと爪楊枝で歯に詰まった食物を取ることの煩わしさを天秤にかけるようになり、今日、とうとう僕は爪楊枝を床に投げつけ、歯医者に行こうと決心した。 気絶するほど痛かった。僕は歯医者が言う「痛かったら手を挙げて下さいね」の効能を信じない質なので、よだれを流し、白目を剥きながら、この医者、どこか治療の仕方を間違っているのではないかしら。と疑念を抱きながら気が遠くなり、治療中「痛くないですか」と問われても、口は開けたままで、治療器具は口に入れられたままで、よだれは流したままで、「はい。痛いです。もうすぐで気絶します」と言えるはずもなく、仮にそう言えたとしても、その痛みへの何らかの対処法にも期待が持てず、早く外に出たい。青空を見上げたい。川のせせらぎを聞きたい。自然の営みに身を委ねたい。と、具体的にどうしたいのかわからなくなり、もう駄目だ。気絶する。痛みが脳にひびく。おっかさん。気絶する前に一目逢いたかったよ。と、絶望的な思考に陥っていた時に治療終了。 「あと4・5回治療すれば治りますからね」 と、平然と残酷なことを言う歯科医の言葉に愕然。治療費を払い、外へ出て上を見上げたら、一面青空が広がっていた。 |
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