2004年07月28日(水)  別に笑いたいわけじゃないんだけど。

 
僕がここ数年課題にしているのは、あの笑顔を浮かべたときの対処法でありまして、あの笑顔というのは、例えば駅のホームで職場の人にばったり会って、その職場の人とは大して仲が良いわけではないのだけど、職場以外の場所で、「同じ職場の人と会ったという偶然」という理由だけで当たり障りのない会話をしていて、「じゃあ私は上りの電車ですから」「僕は下りの電車ですので」「それじゃあまた職場で」「お疲れ様でしたー」「お疲れ様」と、ここで浮かべる笑顔!
 
ここで、職場の人は電車に乗ってしまって、下りの電車を待たなければならない僕はホームに取り残される形になるのだが、ここで浮かべている笑顔。これが問題なのです。「お疲れ様でしたー」「お疲れ様」という会話の時に発生した笑顔が、一人ホームに取り残されてもまだ続いている、そしてそれを他人が見ているという気まずさ。
 
例えば、往来を歩きながら友人と携帯で話している。「それじゃあまたねー」「それじゃあ」と、電話を切った時に浮かべている笑顔。「それじゃあまたねー」「それじゃあ」という会話の時に発生した笑顔が、再び往来を一人で歩いていてもまだ続いている。そしてそれを他人が見ているという気まずさ。
 
その笑顔の延長線上で、あかの他人と目が合った時の気まずさ! お前に笑い掛けてんじゃねーよと思う。そんなに機嫌良くねーよと思う。いつもニコニコしてるわけじゃねーよと思う。ただそれだけ。ただそれだけっていう問題が、人生では意外と厄介だったりする。
 

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