2004年04月16日(金)  削除ガイドライン。
 
僕の携帯電話のアドレス帳は500人電話番号を記入することができて、そのうちの300を使用していたのだが、300人も知り合いはいない。1年生になったとき友達100人できなかった僕が大人になって友達300人作れるわけがない。というわけでこの300人は一体何者? というわけで一念発起。削除したろと思い、削除ガイドラインを作成いたしました。
 
削除の対象となる者は、1.名前を思い出せない者。2.顔を思い出せない者。3.思い出したくもない者。4.縁りを戻す可能性が低い昔の彼女。5.独身だったが結婚した女性。6.ホステス。7.三年以上、交友のない者。8.今頃電話したってもう遅いわよ。9.結婚式に呼ぶか呼ばないか迷うくらいの友人。10.あなたはもう過去の人として完結されてるの。11.茶碗にご飯粒を残して平然としていられる者。12.空き缶の中に煙草の吸い殻を入れる者。
 
以上の11点のうち、1つでも該当する者を削除していったのだが、ほとんどの人物がどれか一つに該当するため、約183人を削除し、残り137人になってしまった。僕の人生から切り離されてしまった。
 
しかしこの137人。現在も積極的な交友があるのかといえばそうでもなく、そのうちの大半は半年、もしくは一年に一度連絡があるかないかの仲で、こうなると皆が削除予備軍になるわけで、皆削除してしまったら僕が寂しい。137人との関係はどうしても繋ぎ止めておきたい。というわけで看護学校の同級生に2年振りくらいに電話。看護学校時代のクラスメイトは、ほとんど交友がなく、というのも看護学校というくらいだからほとんどが女性で、女性が絡むと、どうも恋だの愛だの捨てたの拾ったのという話題が出てきて気が滅入るので、自粛してきたわけだが、今回、久々に自分から発信ボタンを押してみた。
 
「あ、久し振り」
「わぁ。ヨシミ君久し振り。死んだってホント?」
「いや生きてるよ。滅茶苦茶な質問だなぁ」
「噂になってるよ。ヨシミ君死んだって」
「みんなの記憶の中で死んだってことだよ」
「相変わらずの言いまわしね」
 
「で、最近みんなどう?」
「とても漠然的な質問ね」
「みんな具体的にどう?」
「質問の意味自体は変わってないわよ」
「でどうなの?」
「でって何よ。みんな変わったわよ。結婚しちゃったり結婚しちゃったり」
「やっぱり」
 
「で、ヨシミ君は何してるの? アンマン経由で誘拐でもされてるの?」
「物騒なことを言うもんじゃないよ」
「私あの18歳のコ、タイプじゃないんだよなー」
「あの18歳のコだってキミと同じこと言うよ」
「まぁ失礼ね。私はね、もう結婚しちゃったのよ」
「わぁ。本当ですか。で、お相手はどこの馬の骨ですか」
「殺すわよ。24時間以内に」
「物騒なことを言うもんじゃないよ」
「3日以内に埼玉から撤退しなさい」
 
「なんで埼玉に住んでるって知ってるの?」
「だから噂になってるのよ。埼玉で死んだって」
「事実と嘘がいっしょくた」
「あ、久し振りに聞いた。いっしょくたって」
「懐かしいねぇ」
「懐かしいわねぇ」
 
という会話をして、2年振りの会話は終わった。皆、それぞれの2年があって、それぞれの生活があって、それぞれ出会った人が傍にいる。当たり前だけどそんな事を考えた金曜日。
 

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