2004年04月15日(木)  還れない。
 
今の季節は、前の職場では昼休みにグランドに出てネットを張ってバレーボールを楽しんでいて、昼休みが終わったら患者さんを呼んで3時くらいまで患者さんと一緒にバレーボールをして、それからようやく午後の検温やカルテの記入をして、夕食の準備をするという、実にほのぼのとした職場だったのだが、今の僕は、昼休みと仕事の境目さえもわからず、何が何やら。毎日何が何やら。
 
5月から今の病棟を離れることになった。詳しいことは今度書くけれど、管理職に一歩近づいた僕は、来月から夜勤がなくなる。上の人たちは「期待してます」ばっかりで、僕はこれからまたその期待に沿えるように自分の首を絞め続けていくことになる。
 
前の職場を辞めた理由は、病棟に還りたいという理由もあったわけだし、東京の巨大な病院で再び病棟に戻った僕は、やっぱり僕が働く場所はここなんだと実感していた。患者さんと一緒に散歩したり、怒ったり怒られたり、笑ったり悲しんだり。だから毎日があっという間に過ぎて、あっという間に5ヶ月が過ぎた。
 
まだ5ヶ月。5ヶ月しか働いていないのに。僕はまだこの病院の全体さえ把握してないのに、保健所とか精神保健施設などの周囲の地域資源のことなんて、全くわからないのに。まだ、僕には荷が重過ぎるような気がします。
 
「心配なさらずに。このPSW(精神保健福祉士)があなたをサポートしますので」
 
総婦長の後ろに、まだ一度も話したことのない僕と同じ歳くらいのPSWが目礼をする。
 
5月から、また新しい生活が始まる。僕の生活は安定という言葉を知らない。
 

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