2004年04月02日(金)  吊り革七人人生模様。
 
電車の座席に7人座れるということは車内に「7人掛けにご協力下さい」と書いていることからも明らかで、その7人掛けロングシートの幅は301cmあり、一人あたりの座席幅は43cm確保されており、7人座るとちょっと窮屈。6人座るとそのスペースがちょっと寂しい。私マナー違反犯してます。傍若無人で厚顔無恥な阿呆でおます。と振舞っているようで恥ずかしい。
 
平日午後6時の下り電車の乗客は皆疲れている。勿論7人掛けシートには7人座っている。そしてその幸運にも座席を確保することのできた7人の小市民の前には吊り革を持つあと一歩のところで座席を逃した小市民7人。この吊り革を持つ7人は各自、悠々窮々と座席に座る7人の前にそれぞれ立ち、時々座席に座る小市民を見下ろし、こいつ降りろ。次の駅で降りろ。降りて馬鹿。と念じ続ける。
 
そして祈りが届いた者だけ、その望みは叶えられる。あ、あのサラリーマンいいな。座れたんだな。いいないいな僕足痛いな。座りたいな。僕は僕の目の前に座って余裕ぶっこいてメール打ってる女をチラチラ見下ろす主に胸元を。
 
この女、次の駅を知らせるアナウンスが流れる度に、バックを持ち直したり携帯を閉じたりと思わせ振りを散々した挙句、次の駅に到着しても何食わぬ顔して居座り続けるというフェイントをもう3回くらい繰り返してるね。馬鹿が。女子十二楽坊のような顔しやがって。僕は足が痛いのに。
 
僕の前には女子十二楽坊。左斜め前には地井武男みたいなサラリーマン。このオヤジは熟睡してるので絶望的。多分終点まで降りないだろう。僕の左隣に立っているオバサン、ご愁傷様です。ずっと立っときなさい。そして右斜め前には料理愛好家平野レミ。僕の右斜め前なので、平野レミの行動は直接僕には影響せず、次の駅で降りようが降りまいが構わないのだが、本物の平野レミ顔負けの意味のわからぬテンションで5分後、僕は最大の被害を被ることになる。後半へ続く。
 

-->
翌日 / 目次 / 先日