2004年03月20日(土)  モコモコおばはん。
 
大分暖かくなってきたので、徒歩1分のクリーニング屋へコートやジャケット、計6着持っていったら4800円です。これ高くないだろうか。騙されてるんじゃないかしら。と思い、レジのおばさんの瞳を真実の視線で凝視してみたところ、別段、偽っている態でもないので、あぁこんなものか。自分で洗濯すればよかった。と、しっかり染み抜きも頼みながら意気消沈して部屋へ戻ると洗濯カゴに洗濯物が溜まっている。
 
僕は洗濯物のことしか書くことがないのかと思うくらい洗濯物のことばかり書いている。というのもこの洗濯物。これは仏教に通じるものがあるよなぁと思うほど、洗えば増え洗えば増えの輪廻転生を繰り返し、盛者必衰。お気に入りの白いシャツだって何度か着るうちに襟の部分に黄ばみが出てきて、柔軟剤、もしくは漂白剤入りの洗剤などを使ってみるのだが、自力での黄ばみ落としが不可能になり、こうやって高い金を払ってクリーニング屋の暖簾をくぐるわけで。
 
これは運命とでもいうべきか、スーパーのレジで並ぶと、かなりの高確立で、僕の前の人に小さなトラブルが発生する。支払い時に小銭を落とす。値札がついていないので、ちょっと確認してきますとレジの女が席を立つなど。なんというか、物事がすんなりと事を運ばない。
 
今日もそうだった。クリーニング屋。推定50代のおばはん。なんかモコモコがついた黒いやつ。そうよモコモコ。ここに預けたはずなんですけど。モコモコしたやつ。うち探してもないのよねモコモコが。で、預けたような気がしたんで探して欲しいんだけど。
 
とおばはん。モコモコ言いながらレジのおばはんに詰め寄っている。困ったなぁ。大変長いことになりそうだなぁ。早くモコモコ探したっておばはん。とレジのおばはんに激励の視線を投げ掛けると、その視線に気付いてか気付かぬか、意気込んだおばはん。「いつ頃お預けになりましたか?」とモコモコおばはんに訊ねたわけだがモコモコおばはん。
 
「んー。2年前?」
 
と驚愕の台詞。んなあるわけねぇよと顔をしかめるレジのおばはんと僕。
 

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