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| 2004年03月14日(日) 偏見しょうがないよ。 |
| 僕は精神科に勤めていて、何をしているかというと、精神障害者の看護をしているわけで、精神科看護とは? と問われた場合、僕は「患者さんと話をすること」と答えている。会話をする仕事。 精神科なんて一生で一度も用がない人もいるかもしれない。そういう人が大多数なのかもしれない。しかし実際に週に何十人も新しく入院する人がいて、同じ数だけ社会に復帰している。 偏見。精神障害者に対する偏見。皆さんは精神障害者と聞いてまず何を考えますか。だいたいがネガティブな意見、もっとも障害に対してポジティブな意見なんて言う人は少ないと思うけど、ネガティブな意見の中には、明らかに偏見を込めた意見を持った人がいて、僕はそんな偏見を持った人たちに対して、あえて説明せず、放っておくことにしている。 だって世の中には偏見で溢れているから。人間には排他性という性質があって、もう、それは、人間なんだからしょうがない。排他性を排除すると社会が成立しなくなるから。 偏見。例えば私英語苦手なのよ。中東って危ないらしいね。宗教って怖いよね。これ全て偏見。ただそれについて思考することを拒否した結果。しかし自分の生活に関係ないものに対して考えを巡らすなんて哲学者のような生活をしているわけではないのだから、それはしょうがない。それは、しょうがないのだ。 世の中が偏見で溢れているのは、人間がいるから。人が、その人なりの、それなりの生活をしているから。「社会」という言葉があっても、それ以前に「個」が存在するのだから。 英語ってこんなに素晴しいんだよ! パソコンってこんなに便利なんだよ! って興味ない人にいくら説明しても意味がないということ。しょうがないよなぁ人間なんだから。 |
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