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| 2004年02月02日(月) 動悸。 |
| 僕は時々耐え難い不安に襲われることがある。それは動悸という症状で現れ、僕の過去を責め未来を憂う。 その動悸は半日で終わってしまう場合もあれば三日続く場合もある。本を読んでも食事を摂っても音楽を聴いても落ち着かず、小さなベッドの端の方で丸くなって横になる。それは僕が孤独と向き合っているときで、これからも絶えず襲い続けるであろう孤独に恐怖する時でもある。 僕は誰も幸せにすることができない。それは充分理解している。だけど僕は懲りもせずに誰かに触れることを望み、その人に大きな傷痕だけを残してその関係に自ら幕を降ろす。 「別れ」という言葉の意味に、少しでも幸福に似た意味が含まれていたら僕はどんなに救われることだろうかと、利己的な思考を巡らすこともある。「別れ」という言葉の中に、一筋の希望? 愛憎の慟哭? 完遂の屈辱? 潔癖の証明? 人生の中で別れというものは一種の宿命で、人は何かしらの形で誰かとの別れを繰り返さなければならない。しかしどういう形であれ、自分の中に別れの耐性ができるということはない。別れの度に多大なる辟易と多少の挫折。人は別れの度に大きくなるようで小さくなるようでもある。 僕は小さくなる。別れの度に、自分の殻に閉じこもる。別れの前から殻があったとしたら、その殻はより屈強となる。暗い部屋の中で考える。一筋の希望? 愛憎の慟哭? 完遂の屈辱? 潔癖の証明? 絶え間ない動悸と向き合いながら。 |
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