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| 2003年12月04日(木) 隣の芝生は確実に青い。 |
| 女性と食事に行った際、レストランでもファーストフードでもカフェでもいい。女性は、必ずといっていいほど男性に訊ねる言葉がある。これを読んでいる女性の皆さん、よーく考えて下さい。 考えましたか? あなたは彼氏に何を訊ねますか。えっと、その状況をもう少し詳しく描写しましょう。たとえばレストラン。僕と彼女は二人掛けのテーブルに案内され、彼女を先に座らせて僕が後から座る。「寒いね」「えぇ寒いわね」「だけど店の中は暖かいね」「えぇ店の中は暖かいわ」と馬鹿のような会話をしていると、水とメニューが運ばれてくる。「お決まりになったらお呼び下さい」ウェイトレスは申し訳程度の笑顔をふりまき帰っていく。僕たちはそれぞれメニューを開く。しばしの沈黙。そして彼女は今日も僕に訊ねる。 わかりましたか? わかった人はわかりましたか。わからない人はわかりませんか。わかった人は挙手、もしくはメール。あ、メールは駄目です。返信が溜まっていて、それは借金のように返すことが遅くなる度に焦りやら罪悪感やらで、何がなんだかわからなくなって、よし、明日こそ返信するぞと決意するところがもう既に間違えているということを気付いて欲しい僕。「明日こそ」という決意がもう逃避しているではないか。なぜ今日返信しないのかと自問自答したところ「だって、ほら、今からお風呂入ってさ? なんかゆっくりしたいじゃん? 仕事だったんだしさ? いや明日も仕事なんだけど明後日は休みだし?」などと弁明にも弁解にもなっていない子供のような言い訳をしているので返信が溜まっているのです。 さぁ、文章が四方八方に飛んでしまいましたが、質問の答え、わかったでしょうか? 彼女がメニューを見ながら、ふとメニューを下ろして僕を見て話し掛けるその言葉を。テーブルの向かいに座っている彼女は必ずといっていいほど僕に言う。 「ねぇ、何にするの?」 僕は昔からこの言葉が理解できないのです。だって、例えばね、僕がサイコロステーキセットなんて頼んだとするでしょ。彼女はエビのグラタンでいいや。彼女は自分でメニューを見て決めたのです。エビのグラタン食べたいな、って。僕も自分でメニューを見て決めたんです。サイコロステーキ美味しそうだなぁって。 男の場合はそこで終わってしまう。サイコロステーキ食う! あとは出来上がりを待つだけ! ってね。おそらく女性は違うんじゃないかな。私エビグラタン食べる! いったい相手は何を食べるんだろ! 女性はこの食に対する好奇心が男性の倍くらい持っているのです。 「ねぇ、何にするの?」 「え? うん、サイコロステーキにしようかなぁって」 「え? そうなの? 私エビグラタンにしたんだけど最初サイコロステーキ頼もうって思ってたのよ。あぁ。私もサイコロスーキにしようかなぁ」 食事に関していえば、女性が座っているテーブルの隣の芝生は確実に青い。 |
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