2003年05月08日(木)  待ち時間。
朝起きて、1階のコインランドリーへ。洗濯が終わるまでの30分部屋で待つ。
自転車にまたがり駅へ向かう。駅まで信号が2つ。交通量が多いこの道路で横断歩道が青に変わるのを待つ。
改札を抜け、電車が来るのを待つ。電車に乗り、目的地へ到着するのを待つ。
 
市役所に行き、住所変更。「午前の受け付けは終了しました」午後1時になるのを待つ。
午後1時。「それでは、こちらをご記入下さい」記入して提出して「それではしばらくお待ち下さい」
午後1時40分。免許証の住所変更のためタクシーで警察署へ向かう。渋滞。「この辺りはいつも混んでて、いけねぇや」
午後2時30分。警察署。「それでは、こちらをご記入下さい」記入して提出して「それではしばらくお待ち下さい」
警察署を出てタクシーを呼ぶ。「この辺りはいつも混んでて、いけねぇや」タクシーが来るまで20分間待つ。
 
駅前のスーパーで夕食の買い物。僕の前でレジが故障。列を並び変えて、また最終尾から待つ。
 
人は人生のほとんどを待つことによって費やす。
夜が明けるのを待ち、更けるのを待ち、眠りが訪れるのを待つ。
彼女を待ち、食事が運ばれてくるのを待ち、別れるのを待つ。
雨がやむのを待ち、次の休日を待ち、お湯を入れて3分待つ。
 
待ち時間を短縮しましょう!
 
どこかの上司がそう叫んでも、僕たちは他の機会で他の何かを待つことになる。
待つ時間とその代価がつり合わないとしても、僕たちの不毛な消耗は一生続く。
 
新曲の発売を待ち、メールの返信を待ち、トイレの順番を待つ。
 
待つことによって、自らを振り返り、生きている実感を確かめる。
今日も明日も明後日も、2年後だって、10年後だって、僕たちは何かを待ち続ける。
 
夜が明けるのを待ち、更けるのを待ち、やがて、本当の眠りが訪れるのを待つ。

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