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| 2003年04月20日(日) 自由か金か。 |
| よーく考えてー。お金は大事だよー。……。お金がない。引越しというものは思いのほか出費がかさむもので、僕が寝ている間に金融の森の小人たちが僕の通帳を操作してるんじゃないかと思うくらい、お金がない。今回で通算4回目の引越しになる。理由は講義の時間に間に合わないからとか職場が遠いからとか彼女のアパートが近すぎて少しウザいとか、まぁ、僕の人生なんだから、僕の勝手にすればいいんだけど、それはあまりにも利己的で、周囲の思惑など全て無視して、引越す! と宣言した次の日には不動産屋の戸を叩くという、ある意味衝動的な行動をすることが多くて、今回だって、僕は今の職場で結構重要な仕事を任されていたのだけど、その仕事が重要すぎて、その重圧に耐えられず、あぁ、どうしよう。すげぇ辛い。責任感とか、遂行努力とか、そういう次元の問題じゃなくて、深刻に辛い。こんな仕事僕に任せたって、どうせいい加減な形になって、なぁなぁでダラダラでぷよぷよな環境になってしまう。僕じゃダメだ。もっとしっかりした人じゃないと駄目だ。あとはよろしく。 と実に呆気なく退職の決意をしてしまい、この8年間コツコツ築き上げた地位も名誉も分別せずに同じゴミ袋に押し込んで捨ててしまって、さぁ、自由になった。自由になったが金がない。よーく考えてー。お金は大事だよー。という事態に陥ってしまった。 自由か金か。どちらかを選択すればどちらかが消えてしまう。自由と金なんて一緒に手に入るはずがない。だけど、しばし、僕に自由を。しばし、失業保険生活を。失業保険って何ヶ月貰えるんだっけ? 3ヶ月? 6ヶ月? どっちだっていいや。きっと自由なんてものは1ヶ月もすれば飽きるに決まってる。自由なんてものは1ヶ月もすれば太るに決まってる。ぷにぷにのぶっくぶくだ。確か引越し先の近所にスイミングクラブがあったはず。プールに通おう。お金はないけど、プールに通おう。あとは、せめて1ヶ月、真面目に日記を書いてみよう。こんな思いつきだけで、次の1文字さえも考えてないオチもへったくれも自由もないような日記を書くのはよそう。自由だからこそ真面目に生きよう。朝6時に起きて、夜8時に寝よう。彼女ができたら彼女を大切にしよう。アパートが近いからウザいとか、今日泊まっていい? と訊ねられて、いいよ、と笑顔で答えて、胸の中でがっくりするのはよそう。快く泊めようではないか。諸手を挙げて歓迎しようではないか。 人に優しく。これね。これが新居での目標。自由と利己を履き違えてはいけない。相手が存在してこその自由。自由になるには相手あってこそ。自由の部屋を作り上げるのは僕1人じゃ無理だ。だから引越しを手伝って下さい。あんな荷物、1人じゃ無理だよ。ベッドの組み立てとか、本棚の整理とか、おいしい緑茶とか、飲みながら、考えた。 |
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