![]()
| 2003年04月05日(土) グルメについては書きません。 |
| 書けと言われれば、何に対しても書ける所存で御座います。もしも貴女が「アイロンとワイシャツの相性について」と言えばアイロンになりきって、ワイシャツを愛惜しく思い書くつもりで御座います。「あゆと長瀬の妥当性について」と言えば破局の経緯とそのエンターテイメント的なラブストーリーについて書くつもりで御座います。なんでもござれ。何でも書くぞえ。どんとこい。ばっちこい。気にしない気にしない気にしない。望みは高く果てしなく。わからんちんどもとっちめちん とんちんかんちん一休さん。 グルメはノーサンキューです。拒否拒絶。グルメについてだけは書くことができません。僕は全然グルメじゃないんだから! 何が美味しいのか不味いのか、どうして舌鼓を打つのか、どうして「何の風味もございませんが……」などと恐縮するのか。そもそも風味とは何なのか。おもむきのある味わいとは何なのか。わかりません。 だからグルメについては上手い描写ができません。否。美味い描写ができません。だからグルメに関しては金輪際書きません。僕の筆と舌が拒否しました。我が口腔には舌鼓なんて機能は存在しません。 今日のお昼は中華料理でした。ランチサービス600円。こちらのメニューからお選び下さい。じゃあ、肉野菜炒め定食。畏まりました承りましたしばらくお待ち下さい。お待たせしました。肉野菜炒め定食です。わぁ。美味しそう。いただきます。うん。美味い美味い。あーーっ!! 申し訳御座いません。これは肉野菜炒め定食ではありませんでした。八宝菜定食でした。申し訳御座いません。八宝菜定食は隣のテーブルのお客さんでした。ってもう食ってるし! しかも八宝菜って肉野菜炒めじゃないって気付かない僕を馬鹿にするような目で見てるし! 隣のテーブルの客なんてオレの定食食いやがってって恨めしい目で僕を見てるし! 見るな! 僕の所為じゃない。店員が悪いんだ。本当に申し訳御座いませんでした。っておい! 隣のテーブルの客に謝るな! 僕がなんだか悪いことをして、僕の代わりに謝っているみたいじゃないか! どんな顔して食えばいいのかわからない! わぁ。これって八宝菜定食じゃねぇ? 僕は肉野菜定食注文したはずなのに? どうして? だけど八宝菜定食の方がなんだか美味しそうじゃん? 店員もしかして馬鹿じゃん? 間違えてんじゃん? まぁいいやこっちの方が美味しそうだし? 食っちゃえ食っちゃえ構わず食っちゃえ! なんて打算的な思考の持ち主だと勘違いされたらどうするんだ! 責任を取ってくれるのかよ! 被告は精神的なダメージと葛藤の末、小刻みに手を震えさせながら八宝菜定食に手を伸ばしたのです。ってね。ってね。わぁ。恥ずかしい。ごめんなさい。もっと僕がグルメだったならば! と、私生活はこのような散々たる状況で御座いまして金輪際グルメのことは書かないと一見強く、内情弱く心に誓ったのであります。 |
| 翌日 / 目次 / 先日 |