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| 2003年03月31日(月) 柳に風。 |
| そんな心配するなよ。案ずるより産むが易しという言葉が、あるじゃないか。 冷静に考えるとね、結果として現実にそれが起こるか否かという事実よりも「それが今に起こるのではないか」という予期こそが僕たちの抱く「恐怖」というものの正体なんだ。それを理解していると、結構楽に生きていけるものなんだ。ホントだよ。 例えばね、今戦争やってるでしょ。敵機が来襲したときに鳴り響く空襲警報というものが存在しなかったとしたら、僕たちはどうすると思う? あっ! 飛行機の音が聞こえたような気がする。わっ! 遠くで爆撃音が聞こえたような気がする。気がする。気がする。って常に何かを気にしながら戦々恐々と過ごしていくことになるでしょ。 だけど空襲警報があるお陰で、僕たちは来るべき空襲に備えることができる。具体的に言うと家財道具を整理したり、防空壕に避難したり。ね。ということは、空襲警報が鳴らないとき以外は「安全」だということになる。そうでしょ。空襲警報が鳴ったときだけ、あっ! すげぇヤバいかも! なんて思えばいいことでしょ。そういうことなんです。キミが今、思っていることは、取り越し苦労なんだよ。 わかる? こういうものはね、空襲警報が鳴ってから危機感を感じたらいいんだ。さっきからそんな、漠然的な理由で「私たちもうダメかもしれない」なんて、僕はどう助言したらいいんだよ。どだいキミたちはとても幸せそうじゃないか。骨折り損のくたびれもうけ。ね。夫婦喧嘩は犬も食わぬだ。気にするなよ。案ずるより産むが易しという言葉が、あるじゃないか。 僕たちの浮気は絶対に気付かれないよ。 |
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