![]()
| 2003年03月19日(水) 偉大なる指導者。 |
| 所用で明日から5日間ほど、東京へ行きます。実際、今はもう東京にいて、池袋のビジネスホテルで有料のAVを見るか見ないか迷いながら書いている次第ですが、これはまだ、3月19日の日記なので、3月19日はまだお仕事をしてたので、お仕事のことを書きます。だから舞台設定はまだ鹿児島。 まず2日前に戻します。3月18日朝8時30分。お仕事スタート。クリーニングしたての白衣を身にまとい、今日も注射器片手に右往左往。いや、不適切な表現でした。注射器片手に東奔西走。ね。主任さんは頑張ってるのです。調剤の方に新たに2名新人さんが入ったのです。薬剤師さんは只今長期休暇中ですので、僕が調剤の指導をするのです。僕は薬学に関しましても、少々たしなみが御座いまして、ね。これが噂の副作用の少ない精神薬物リスペリドンと、オランザピンですよ。薬価高いのですよ。慎重に扱いましょうね。これはSSRI。またの名を選択的セロトニン再取り込み阻害薬。抗鬱剤ですよ。鬱になったら飲むですよ。僕も飲んでるですよ。へへ。冗談。僕は抗不安薬を飲んでいた時期が、ありました。本当です。意外と気が小さいのです。現在は不眠症です。睡眠導入剤を飲むよりも、ビールをいっぱい飲んだ方がぐっすり眠れます。本当ですよ。 などと相変わらずいい加減な指導者ぶりを発揮しているのでありますが、僕は本来看護師。患者がいてナンボの世界で働いております。薬の調剤は調剤部に任せとけばいいのであります。だけど、指導者が不在なので、僕が指導者になっているのであります。少なくとも偉大なる指導者ではありません。金正日なんて人が偉大なる指導者と呼ばれてるみたいですが、じゃあテメェが調剤の方法説明できるか。って問うとこれはまた脱線甚だしい筋違いの話でして、何が言いたいかって申しますと、ぶっちゃけ指導ウザい。僕の仕事ができない。 というわけで新人さんの成長と反比例して僕の仕事は増えていくわけですよ。今夜は夜勤なんです。うちの夜勤体制は少し変わっていて、朝8時30分から翌日の午後12時30分までという前時代的な地獄のスケジュールなんですが、暇な時は仮眠だってできちゃうんです。ていうか労働基準云々法の関係で仮眠は必ず取らなければいけないのです。だけど眠れなかったのです。別に忙しくなかったんだけど、深夜1時くらいから早朝4時まで、ナースステーションで後輩と神経衰弱をしていたのです。トランプなどという前時代的な遊戯をたしなんでいたのです。これがまた意外と楽しくって。 で、翌日朝10時。もう眠気がピークですよ。フラフラですよ。昨夜ぐっすり眠ってきたであろう新人2名は「あのー、これはどうするんですか?」「すいません。この薬効教えて下さい」などと、僕は一睡もしていないのに新人ときたら疑問ばかり沸きやがって。疑問の泉かってんだ。テメェの疑問はテメェで考察してテメェで解決しろってんだ。などと思っていても決して口には出さず、懇切丁寧に指導するわけですよ。人の気もしらずにこの阿呆が。などと思いながら、優しく説明するわけですよ。 そして12時30分。仕事終了ですよ。スマイリー菊池顔負けのスマイル復活ですよ。「じゃ!」なんて颯爽と手を上げてナースステーションを後にして更衣室へ小走りですよ。そしたら僕の背後から婦長さんも小走りしてくるじゃありませんか。「午後から脳波が入りました」なんて淡々とした口調で言うわけですよ。脳波。脳波の測定ね。機械の操作すごい複雑ね。脳波機の操作は、院長と、僕しかできないわけですよ。で、院長は多忙なので、たいてい僕が測定するわけですよ。おっ、α波が出現しました。おっとβ波に戻っちゃいました。ここで光刺激! おっとスパイクアンドウェーブの波長! こ、これはっ! あぁ今度はθ波が出てきました。熟睡してますね。ほら、もうδ波が出てきちゃってる。なんてことをするわけですよ。患者さんの頭に何十本ものコード付けて。すごい時間かかるんですよ。僕はもう、お仕事終わってるわけなんですよ。家に帰ってお昼寝したいのですよ。ね。婦長さん。お察しを。「患者さんは2時頃来院予定です」なんてまた非情な口調で話すのです。だーかーらー! 僕の仕事は終わったの! もう帰るの! 院長が測定すれば済む話じゃんよー! などと思っているけど決して口には出さずに「わかりました」なんてあっさり一言で返事を返す僕は筋金入りの馬鹿なんだと思う。 結局脳波測定ならびにその他もろもろの雑用が終了したのが午後5時。僕はざっと計算して33時間も職場に拘束されていたことになるのです。僕は4月いっぱいで仕事を辞めるのです。ね。辞職の理由。おぼろげながらわかってきたでしょ。 |
| 翌日 / 目次 / 先日 |