2003年01月26日(日)  今日は朝寝坊の話です。
仕事の日は、毎日7時45分起床。8時には出勤しなければいけない。
準備時間は15分。僕はその間に髭を剃って顔を洗って歯を磨いて髪をセットして、大便は、我慢して、服を着替えなければいけない。準備時間15分で、これらの行動を滞りなく進めるなんて、物理的に不可能だ。
 
だけどこうやって毎日飽きもせず、懲りもせず、僕は不可能に挑戦し続けている。無謀というかもはや猿。いや、違う。猿でもある程度の学習能力を持っている。僕は持っていない。明日は絶対早起きするぞ! と深夜、胸に誓うことは学習とはいえない。それは展望なのだ。希望なのだ。世の中は往々にして望み通りにはいかない。ね。だから僕はキリンだ。いや、キリンには失礼な話だけどね、キリンなの。特定の部分だけ無闇に長くてあとはのんびり草でも食べるだけ。嘘。嘘だよ。ゴメンね。特定の部分だけ長いという表現は訂正します。僕はベッドの中でさえ女性を喜ばせることができないんだから! 訂正します。あの表現は誇張でした。誇大妄想でした。膨らんで大きくなった妄想でした。いっぱし妄想だけはでかいんだから!
 
ね。朝。弱いの。夜も弱いの。昼は社会に参加してるから辛いの。ね。わかるでしょ。僕が起きれない理由。朝食は車の中でカロリーメイト。ちっとも美味しくないけど食べなきゃ仕事中にお腹が空いちゃうの。2本で200kcal。ご飯1杯半くらいの栄養。カロリーメイトを口にくわえながら信号待ちしてると女子高生と目が合っちゃったりして。何見てんだよ。キミはこれから学校に行って授業中に隠れながらそんなもの休み時間に話せよ、っていう内容のメールばかりうって、ほどなく昼休みがやってきて「私ダイエット中だからー。菓子パンとー、サラダとー、オレンジジュースとー、ポテト! ポテトはね、食物繊維がいっぱい入ってるからダイエットにいいんだってー」なんてそんなものちっともダイエットになってないよ。ふん。僕はね、ダイエットなんてしちゃいないのに日常化、もしくは普遍化された朝寝坊のために200kcalしか摂取することしか許されず、おまけに仕事中はメールなんてできないし。いや、メールがしたいわけじゃないんだよ。ポテトが食べたいんだ。いや、これも違う。えっと、もっと早起きがしたいんだ。いや、もっと朝寝坊したいんだ。
 
羽毛布団。そもそもあれがいけないんだ。あれが諸悪の根源なんだ。布団に羽毛なんて詰まってるからいけないんだ。すげぇ暖かいし。入ったが最後、尋常じゃない勇気を振り絞らないと出られない。これじゃまるでぼったくりバーじゃないか。僕はね、尋常じゃない勇気とか情熱とか努力とかハイテンションな感情表現が苦手なんだ。やたらと感情の波を刺激することはナンセンスだ。ね。ハイよりロウなんだ。だから羽毛布団、あれはどうもいけない。羽、詰まりすぎ。気持ち良すぎ。あの温もり、人肌なんかじゃ再現できないよ。あの羽毛で温められたら玉子の殻が割れてヒヨコが生まれるはずだよ。母性の象徴だよ。たまんないよ。母性から逃れるなんて簡単なことじゃないよ。
 
はっ。ははっ。えー、今日は、朝寝坊のお話です。してるじゃん。さっきからずっと。

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