+++ 片思いの電話番号 +++2002年09月26日(木)
短大に入った年。 その駅を降りたすぐ目の前には、某うさちゃんをキャラクターにした銀行がありました。 今までの地元の学校から、初めて外の世界へ出て行った喜びと、 これから始まる新たな学生生活への期待に溢れていたあたしは、 生まれて初めて、自分の手で銀行口座を開設しました。 暗証番号は、当時片思いをしていた彼の家の電話番号。 携帯じゃない所が時代ですねぇ・・・
と言っても事情があってアルバイトもしていなかったあたしは、 その銀行で何をした訳でもなかったのですが・・・ ちょっと大人になった気がしたものでした。
短大を卒業すると、その銀行はとても不便になりました。 地元には普段通らない駅にしか支店が無かったのです。 そのため、預金高0円にして、そのまま忘れ去っていました。
そして月日は流れて今年の春。 パソコンスクールに通う為に乗り換える駅に、その銀行があることに気付きました。 たまにしか通らない駅ですが、だからこそへそくりに丁度良いかもしれない。 そう思ったアタシは、500円玉貯金をその銀行に預けたのでした。 ちなみに500円玉貯金をしているのは今日現在背景に使っているブタさん貯金箱です。 Yちゃんの結婚式で貰ったやつです♥
更に月日が流れて今日のこと。 その銀行に口座を持つ人に振込みをしようと思い、キャッシュコーナーへ。 機械にカードを入れ手続きを始めると、暗証番号を尋ねられました。
?何だっけ? あ、あの人の家の電話番号だ。 けど、何番だっけ・・・
思い出せません。 キーワードは覚えているのに、肝心の番号が分かりません。 手当たり次第入れてみたら、遂に!
このカードはお取り扱いできません
やってしまいました。 次の平日にカードの再発行に行ってまいります。 もしもカードの暗証番号にした電話番号の相手が、 片思いでなく両思いになっていたら、きっと忘れなかったでしょうね。
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