「家に帰りたいか?」「イエーイ!」 - 2002年11月20日(水) プリンスの武道館公演を見てきました。 傑作アルバム「レインボーチルドレン」のナンバー中心の、 実にジャジーなステージでして、 楽器同士のインタープレイが炸裂! 結果、過去のヒット曲を意識的に避けた、 とんでもないライブになったのでした。 (ま、「パープルレイン」はやってましたが) 往年のヒットナンバーのオンパレードを期待していた俺としては肩透かし。 会場もそんな感じでしたね。 でも、よく考えてみてください。 そもそも殿下はそんなライブをやっちゃいけない人なんです。 孤高の天才なんですから。 そんな彼にヒットパレードなライブを強いていたのは、 過去の幻影を追い求めていたのは、我々ファンなのです。 それを受けた殿下も、ここ最近は「過去のプリンス」であろうと 勤めて活動してきたフシがあります。 (そもそも芸能体質強い人ですし) 1999年に発売された「レイブ・アン2・ザ・ジョイ・ファンタスティック」は、 それを象徴するような作品だったように思えます。 が、そのアルバムは思ったほど世界に受け入れられませんでした。 殿下の怒りが頂点に達したのは当然。 その結晶が「レインボーチルドレン」であり、 今回のライブだったのではないか?と。 たとえ爆発的に売れなくてもいい。 というか、売れないのはオレが悪いんじゃない。 悪いのは世間。世の中。 で、オマエはオレについて来る? ついて来れるか? 踏絵のようなライブに「殿下を断固支持!」を決め込むオレなのでした。 ちなみにライブ中の殿下のMC「家に帰りたいか?」に、 「イエーイ!」と答えてしまう日本のファンに対し、 殿下は「オレも帰りてえよ!」と突っ込みを入れてました。 毒づいた殿下って、ホント、サイコー(笑)。 ...
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