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2004年12月04日(土)
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クレーム |
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これまた唐突に年賀状素材。
 我家で飼ってたアヒルのガーコ
本日は雨の為、車で母上の店まで行き。 母上個人用年賀状案数点を持参し、このガーコを使ったものに決定した。
店にいたら車の営業マン君がやってきて(母上と私は同じ営業マン君)色々喋ったりしている内に店を閉める時間となり。 珍しく何も食べるものが店に無かったので、腹減らしの私の為に店を閉めてからファミレスへ。
そこで母上が唐突に言い出した言葉。
「なんか、インターネットで日記を皆に公開するっていう変な趣味の人がいるんだって?」
どうやらネットどころかパソコンも知らない母上が近所の人から聞いたという話らしい。
お母さん。御存知ありませんでしたか?
あなたの目の前に座ってる娘も、その変な趣味の人なんですよ。ええ。
しかも、2/3の確立で変な趣味の娘が揃っておりますのよ。おほほほほ。
その変な趣味の片割れである1号と義兄の墓参りに行った時のこと。 とあるレストランに入って其々がオーダー。 あまりお腹が空いてないらしい1号が注文した物は「納豆オムレツ」と「フォンダンショコラ」。 どう考えても「酒のつまみ」と「3時のおやつ」というアンバランスな組み合わせ。 まぁ、それは良いとして。 問題は「フォンダンショコラ」であった。
「フォンダンショコラ」を簡単に言うと。 大概は丸い形をしているチョコレートケーキで、中にとろけるチョコが入っているらしい。 要は食べる時にフォークで割ると中からチョコがとろりと出てくる訳だ。 当然、その店のメニューの紹介文にも「とろける」の文字が入っていた。
1号が頼んだフォンダンショコラは納豆オムレツと共にやってきた。 トッピングにアイスが乗っかっている。 1号が食事と一緒に持って来て良いと言ったからだ。 そのとき私は、「食後にすりゃ良かったのに。アイスが溶けちまう」と1号に言った。
しかし。 私の心配を余所にアイスは食後まで溶けずに原形をほぼ保ち続けた。 そして、1号がまさに「酒のつまみ」としか思えない納豆オムレツを食べ終わり。 いよいよフォンダンショコラにフォークを突き刺した。
「かってーっ」
1号が言った。
「なんで固いのさ?」
私は聞き返した。 1号はいかに硬いかを示す為にフォークでフォンダンショコラをパンパン叩いてみせた。 確かに物凄く固いらしい。 フォンダンが何を指すのか知らないが、ショコラという響きは柔らかい状態を想像する。 そのケーキがカチンコチンなのだ。
1号:「これって・・・温め忘れたんじゃない?」
私: 「温めるもんなの?」
1号:「温めなきゃチョコが溶けなかろう」
なるほど。どうりでトッピングのアイスが溶けてない訳だ。 疑問を持ちつつも1号はしばらく食べつづけた。 しかし、1/3ほど食べても溶ろけるはずのチョコが溶ろけてこない。 要は、中身がカチカチのブロックチョコ状態なのだ。 そりゃ固かろうて。
そして、やはり「チョコがとろけないのはオカシイだろう」という結論に達し。 店員さんの手が空くのを待って声をかけた。 1号は店員さんに言った。
「これ、チョコがとろけないんですけど」
まんまだ。 正確には「チョコがとろけてこない」だったかもしれない。 いずれにしても、あまりにも「そのまま」の言い方に恐れ入った。 いや、他の言い方があったか?と問われても模範解答は思いつかないのだが。 「温め忘れてるみたい」とか、「固いんですけど」とか・・・まぁ、同じクレームにしても他の言い方があったんじゃないかと思ったりする訳だ。
そんな姉を苦笑いしていた妹である私。 本日、母上と行った某ファミレスでステーキ丼みたいな物を注文した。 鉄鍋に御飯と上にステーキと野菜が乗ってる品だ。
それはステーキによくある紙の輪っかがついていた。 ソースをかけた瞬間の飛び跳ねを防止する紙だ。 当然、それを避ける為にナプキンもテーブルには用意されていた。
ウエイトレスさんが持ってきた。 持ってきたけど音がしなかった。 目の前に紙の輪っか付き鉄鍋がおかれた。 ソースを上からウエイトレスさんがナプキンをこっちが用意する間もなく途端にかけた。
・・・・・・・・(無音)
ウンともスンともジュっとも言わない。 当然ソースのグツグツ感ゼロ。 まるで意味のない輪っかとナプキン。 わざわざウエイトレスさんがソースをかけてくれるというのは、飛び跳ねるからというのと、ステーキハウスなどでよくあるジューっていう演出があるからだと思うんだけど。 鉄鍋の醍醐味一切無し。 鉄鍋のクセに御飯の焦げも一切無し。 要は、どんぶり飯にステーキが乗っかってるのと同じ状態。
思わず私は口に出して言った。
「これ、ジューって言わないんですけど?」
いや、その場には既にウエイトレスさんは居なかったが。 やはり私も1号と同じ血が流れてるらしい。
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