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2003年03月28日(金)
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諦めが肝心 |
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何やら、夕方か夜からか忘れたが、強風暴雨だった模様。 食料を切らし、月曜以来久々に外に出ようと思った時には出れない状態だった。
で、思わず我姉妹1号に電話をして、 「腹が減ったのだが、この雨は何時まで降るつもりだ?」 と聞こうと思ったのだが止めた。 勇気を振り絞って玄関を開けてみたら、雨など降ってはいなかったからだ。 要は、二階で聞いていたザザザザザザという音は、どうやら木々の音であるということだ。 これ、不思議なのよね。一階に行くと、殆ど聞こえないんだな。
買物に行く前に、シャワーを浴びる事にした。 外に出るには、あまりにもな状態の自分を自覚している事は良い事だ。 シャンプーを切らし、コンビニで買ってきたものと詰め替えた。 「安らぐ香り」とコピーが入っているとおり、私は詰め替えながら安らいだ。 安らぎ過ぎて、そのまま二階に上がる所だった。目的はシャワーなのだ。
シャンプーをして安らぎすぎた私は、あんなに飢餓状態であったにも関わらず、一度座った椅子から立ち上がれなくなった。 とりあえず、立ち上がれないので仕事をしてみたが捗らず。 無駄に一時間半経過させて、やっと我に返って24時間スーパーに出かけた。
今、私は、いわるゆナチュラルハイを越えた状態だと言える。 イライラする時期を乗り越え、仏のように穏やかな私がここに居る。 人間、限界を超えると、こうなるものなのかもしれない。
今抱えている仕事の他に、元々のお客様からチマチマと毎日少しずつ「修正」が入る。 「修正」は、私が理由の修正では無く、お客様の都合の修正だ。 私の仕事が翻訳絡み故、こういう自体が起こるのは承知してはいるが。
大体、翻訳なんてものは、やる人によって表現が変る。 同じ内容を話しても、人によって言い回しが違うのと同じで、そのケースは数知れず。 担当が何人いるかは知らないが、一辺に回して欲しいものだ。 一人が見たら修正。また、一人が見たら修正。 これを、ずっと繰り返されるから堪らない。
昨日、5回目にして「最終校です」とメールが来て納品したものが、今日、電話で「修正御願いします」と言われた。 そして、今、別の客先でやはり「最終校です」と言われ今日納品した品の返事が届き。 「社内での確認が終りましたので、次に海外にて校正をします」 と書いてあった。 それを転送してきた我社長のコメントは
「あははははははは」
だった。 そりゃ、笑うしかないのだろう。
昨日、その修正に対して、PCの前でブチ切れ、「またかよっ」と怒鳴っていた私。 今日、電話で言われた後には「永遠に終らんね」と呟いていた私。 そして今。 何時来るかも分からぬ、また続くであろう修正に対して、穏やかに微笑む私。 まさに、三段活用だ。
今日、私は学習した事がある。
1. 仕事が忙しい時に、安らぐ香りを嗅いではいけない。
2. 24時間スーパーに行っても、料理をしないつもりならコンビニの方が食料はある。
3. 人間、諦めと時には妥協が肝心だ。
よって、もう、明日納品するのは諦めた。
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