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2002年09月27日(金)

三つ子の魂百まで

すんごーーーくっ!寒いっす。
爪がムラサキになっちまってます。

はい。血の巡り悪いっす。
よって、頭への血の巡りも悪いっす。
なので、これは先天性か、後天性かを知りたくなりました。

っつーのは、嘘です。
何気に押入れに目をやったら、目に付いただけです。

本日は、唐突ですが、あるひの幼少時代を「絵」と共に振り返ります。
(画質がきちゃないのは、古い画用紙が変色なさったからです(悲))


3歳もしくは、4歳のあるひの作品です。
タイトル・・・右に保育園の先生が書いてくれてますが、見えますかぃ?


クリスマス会印象画


なのだそうで・・・・・・
どーして、クリスマスに鬼なのか分かりません。
しかも、青鬼ならぬ、緑鬼。
あたしの幼い目に、何が映ったのでしょうか?
日付もバッチリ12月と入っておりますので、節分と勘違いはしてないようですが。

さて。次は、この作品から5ヶ月後。


写真の撮り方がヘタクソですみませぬ。
っつーか、これ、多分、折り紙の切り絵ですな。
タイトルは・・・これも右に先生が書いてますが。


子供が道路を走ってる


先生は平仮名で書いて居られますがねぇ・・・
我ながら、なんで道路に林檎よっ! とか思う訳で。

ふふ。多分ですな。
小さなあるひちゃんは、先生に「何を作ったの?」と聞かれました。
(自分で小さなと申すのは何ですが、本当に背の順で一番前だったのですわ)
そこで、あるひちゃんは答えました。

ぇぇ・・・っと。こどもがどうろをはちってるのっ!

まんまっすね。
でも、あたしは自分なので分かります。
本当は、何の意味も無い作品だった のでしょう。
それこそ、感性の赴くままに、チョキチョキペタペタしたのでしょう。
けれど、先生は「なぁに?」とタイトルを強要します。
だので、仕方なく テキトーに答えた だけかと。

この性格。
既に、面倒臭がりの方向へ進んでいたものを思われます。


そんな幼いあるひちゃんの憧れは アパートに住む事 でした。


これは、忘れもしない、小学校の低学年まで続いた夢です。
一年生の家庭訪問の時。
その時の担任の若い女の先生が、我母上と会話中に「アパートなんです」と言ったのを小耳に挟んだあるひちゃん。
「あたし、アパートに住みたいのー」
とかなんとか口を挟み、先生に
「アパートがいいの?アパートは狭いのよ?」
といわれた覚えがあります。

いやいやいやいや。
その頃、我家は平屋でした。長細い台所と、あと2部屋しかない小さな平屋でした。
近所には、昔の国鉄アパートっつーのがありまして。お友達が一杯住んでました。
そこは、その頃の我家よりも広かった記憶があるのですな。
広いお家。階段を上がっていくお家。まさに、憧れ。

そして、その憧れが絵にも象徴されております。
なんてったって、色をふんだんに使っている辺り。
気合が違いますっ!

この頃から既に 好きなことには力を注ぐタイプ だったのだと想像されます。


ではでは。
引き続き2枚の絵をご覧下さい。


画面いっぱいに開かないと・・・・不親切ですみませぬ。

どちらもタイトルは おかあさん です。

多分、同じ年齢に書いているハズなのに、こうも違います。
4-5歳のあるひちゃんに、何が起きているのでしょうか?

しかし、分かるのです。自分ですから。
その時々の印象を、偉く忠実に描いてしまっただけに違いありません。
あるひちゃんは、3歳の頃。この絵の女性が、母親になってくれました。
それまでは、近所の酒屋さん(飲み屋じゃないっす)にお勤めしている綺麗なお姉ちゃんでした。
保育園から帰って来て、一人で怖くなって泣いていた時、遊んでくれたのも、このお姉ちゃんです。
そのお姉ちゃんが、母親になりました。
3歳だって、そのぐらいの事をちゃんと分かるのですね。
しかも、血が繋がっていない。本当の母親ではないという認識がありつつも、母親だと受け入れる。
そんなややこしい感情を、3歳だからこそ、すんなり当然のように頭にインプットしたのでしょう。

そう。そのお姉ちゃんであった母上は、とても若く(多分22歳ぐらい?)
綺麗なおべべを着ていて、真っ白くお化粧し、アイシャドーも、つけ睫毛も、アイラインも、頬紅も、ピンクの口紅も。
まるで、幼いあるひちゃんには、お姫様に見えていたのでしょう。

そして、そんな母上は

太っておりましたっ

今もですけど。
子供の目は忠実に物事を写し、印象的なものを強調して描き出すことが出来ます。
絵の上手い下手ではありませぬ。はい。

そんな太った母親を持った娘であるあるひちゃん。
困ったことがありました。

日曜日になると、パン好きの母上のお使いで、朝早くからパン屋へ買物に行ってました。
その頃、「パシリ」という言葉を知らなくて良かったです。
知っていたら、「パシリに使うんじゃねー」と悪態を道々ついてた事でしょうから。

あまりにも朝が早いため、パン屋さんは閉まっています。
パン屋さんは、自宅とお店が別にあるらしく、おじさんが来るまで店の前で待ちぼうけです。
そして、毎回、パンを母上の言いつけ通りの厚さに、その場で切ってくれるおじさんの手元を、あるひちゃんは嬉しげに眺めています。

毎週のように店が開くのを待っているあるひちゃんに、おじさんは聞きました。

「お母さんが、パン好きなの?」

「うん。そう。」

素直に答えます。我家で多分、パンが好きだったのは母上だけだったと思うし(笑)
すると、おじさんはニコニコしながら言いました。


パンが好きな人は、皆スマートなんだよね。

お母さんもそうでしょ?




・・・・・・・・
ああ、可哀想に。幼いあるひちゃん。

ううん。お母さんは太ってるよ

とは言えません。

4-5歳で、既に気を遣う事を覚えておりました。
誰にって、自分の母親に対しても、店のおじさんに対しても。
なので、幼いあるひちゃんは答えました。

うん。スマート。

ああ、なんて美しい話でしょうか?
なんつって。

どうやら、この気遣いの性格。今もちっとだけあります。
が、それは気使いとはちと違うのでして。
ただ、単に 説明が面倒 ってだけで、適当に「YES」と答える場合が多いですな。

でも、多分。
今、同じ事をパン屋のおじさんに聞かれたら、


いや。パン好きだけど太ってるから


と笑いながらツッコミ入れるところでしょう。
要は、ズ太くなった っつーとこでしょうか。

大変長くなりましたが、最後に自画像をば。


こまどり組でした。センス無い保育園でしたな。
しかし、この自画像は我ながら、4-5歳にしては上手いっす。
何が上手いって、口元です。
年齢を重ねるにつれて、親知らずの影響としか思えない口元になりまして。
将来を予期していたとしか思えませんっ

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いやいや。口だけじゃないんすが。ま、昔の話です。
特に美容師さんが言います。
愛想の悪いあたしに困った時の、究極の話題作りでしょう。