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2002年07月16日(火)
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台風だから? |
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おお!もう4時じゃんっ?本日はこれ以上仕事が来ないことを望む。 とりあえず、本日のイラストはこり。
お猿3変化。ってか、キミ悪ぅ〜〜っ。その前に、魚にはならないでしょう。ええ。
昨日、ナル男の電話をかわしつつ、なんとかかんとか一区切りまでファイル探しを漕ぎつけ、100MGを越えるファイルと70MGのファイルと二つをダウンロードすべく、PCを一晩放置することに決め、ヘロヘロになって駐車場へ向いました。 あたしん家の辺り。田舎認めます。ついでに、駐車場の目の前はお寺さんの大きな駐車場になっております。勿論、お寺さんは丸見えです。 それじゃなくても、街灯が少なく薄気味悪いです。ついでに、台風が近づいている影響で、夜19時をまわった空は、何やら不気味な感じでしたわ。
少しずつ駐車場に近づき、我愛車が見えて参りました。 と、普段なら車のみ見つつ残り2mあるか無いかの辺りで、キーをプッシュしてロック解除し、まっしぐらに愛車の前面を通り抜けて運転席に向います。 んーや?空きません。応答ナシってヤツっすか?更に車に近づきます。 ふっと、左前輪辺りの地面に、手の平大の物陰があります。 ここは、注意が必要です。よく、吹き溜まりなんでしょうかね?枯葉やら空き缶やらを深夜見つけては「なに!?」とビビる地帯なんであります。ロープなんぞが何故か落ちてた日には、もれなく「へび!?」と勘違いするくらい、薄暗いんですわ。 一度はロックに気を取られ、運転席の真横まで行きました。直接キーを挿すのも不愉快なので、もう一度プッシュ。なんとか、今度は反応しました。 購入して一ヶ月の車なのに、もうセンサーがイカれたんかい?と不満気ながらも、あたしは二日酔いの影響で頭が回りません。 回らなかったけれど、そういえば・・・と、先ほどの左前車輪の物体を確認しに戻りました。
手の平大っすからね。えっと、ちなみにあたしの手はデカいっす。並みの男の人には負けません。(かなぴきぃ〜っ) そんな大きさの石ころであれば、車を出した時にいくらタイヤとは行っても、踏んだから嫌なもんですわ。 どけようと思いました。手を使うのが嫌なので、勿論、足で蹴っ飛ばそうと勇んで、その物体に向おうとしました・・・ が、足が止まりました。1m手前で、何やらあたしの頭で「だめよ」警報が発令され、佇む事に。 しばし、ジ・・・・・・・・・・と見つめました。 どうやら、石にしては妙な具合です。どう妙かは分かりませんが、とにかくあたしの第六感が妙だと発しています。 ここは、山に囲まれてます。でも、道路はちゃんと舗装されています。けど、台風の前触れの強風により、山から木の根っこでも転がってきたか・・・? いやいや、違います。何やら、「ドッシリ」しています。そう、コロコロ転がりそうな、そんなヤワな物体では無く、確かにドッシリと。 これは、いつか見た影。なにかの面影。なんだっけなんだっけ?
ああっ!そうそうっ! 実家の庭にあったじゃなぁい?
えー。庭付きの御家庭にお住まいの皆さん。 よく、いらっしゃいますね?7人の小人の置物とか。犬の置物とか。草花と一緒に置かれてる家って結構多いでしょ? 御多聞に盛れず、あたしの実家も犬の置物やら、はにわやら置いてあります。あ、はにわってぇ〜のは、ちょっと変わってますか? そうです。そうです。実家の庭と入り口の塀のところに、まさしく同じ影をあたしは見てました。色んな姿かたちで全5種類くらい居たでしょうかね? そのうちの一点は、あたしが買ってあげた記憶があります。 ええ。そうそう。ファンタスマルトかなんかで見つけてプレゼントしましたよ。 結構、愛らしい顔してますのよ?そのカエルちゃんたち♪
カエルだとぉっ!?
ええ。ええ。そのシルエットはまさしくカエルちゃんですわ。 後姿ね。ドッシリとおすわりになってるカエルの後姿ですわ。 田舎ですよ?都心に比べりゃ田舎ですけどね?田んぼなんて無いんです。畑だって無いんです。道路もバンバン走ってるし、とにかく田舎っつっても、そんなに田舎じゃないんです。 だから、仕方ないです。まさか、カエルが居るなんて。ここに6年住んでて初めて出あったカエルちゃんなんですわ。 しかもね、手の平大。デカすぎですっ!もー。怖いやらなんやらで、声にならない悲鳴っていうのも体験しましたわ。
それでもね。やっぱりカエルを見たことないもんで、半信半疑だったんす。もしかしたら、置物かもしれないし。 ちょっと、足で砂地を蹴ってみました。ほんの少しだけ、カエルちゃんにかかったかな?ぐらいに。 ビクともしません。 じゃ、ってことで、もうちょっと力強く地面を蹴ってみました。今度は確かに砂がかかったはずです。 微動だにしません。 ってことは、やはし置物?疑いたくもなります。でも、恐怖心が先立って、あたしは近寄って確認が出来ません。 20cmぐらい近づいてみました。あきらかに、人間の気配を感じるハズです。 動きません。息すらしてるか分かりません。っていうか、そこまで見えるハズない距離ですかね。 更に、今度は石ころも大勢混ぜて蹴り飛ばしてみました。 ダメっす。ムキになって、更に3回。大量に砂利がかかったハズです。
なぜに貴方は動かないのぉ〜〜っムきーっ!
・・・・・・ピクっ
ぎゃーぎゃーぎゃー動いたよっ!動いたってばっ! ね?ね?やっぱり、本物のカエルでしょ? さて。カエル。蛙と書いてカエル。手の平大であってもカエルですわ。人間の方がデカイっすね?強いっすね?逃げますよね? 如何様に逃げると想像なさいますか?カエルちゃんです。 カエルぴょこぴょこみぴょこみょこ。合わせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ。 ほら、やっぱり。飛ぶでしょ?逃げる時は特に飛ぶでしょ?小さい時、緑カエル捕まえるのって苦労しましたもの。ぴょんぴょんしちゃってさー。 逆に言えば、大人になって虫達が苦手になってからというもの、彼らは飛ぶから、余計に恐怖なんすわ。
そのカエル様。もー数回の砂利攻撃に身じろぎせずに居たお姿は、カエル様とお呼びせざるを得ないでしょう。 ピクッのあとは、またもやジーーーーっと動きませぬ。もはや、この物体が生きたカエル様であると知ったからには、逆に車を出せません。運良くカエル様は、狙ったかのように左車輪のまん前におられます。 いくら、右にハンドルを切って出るとは言っても、未熟なあたしにはカエル様の命を賭ける度胸はございません。 仕方ないので、もう一撃。砂利を今までで最大量ぶっかけました。
その瞬間!動きました。ええ。動きました。 心の中で、ギャ―ギャ―悲鳴を上げながら、あたしは運転席に逃げ込みました。 ぴょんっ!って飛んだから? 違います。いえいえ。飛ぶのは、あたしも知ってます。人間知ってる事に対しては、免疫がございます故、例えゴキブリが向ってきても、これほどまでに驚いたりはしませんってっ! だって、だって、そのカエル様はぁ〜〜〜(号泣)
四足で歩いて行かれるんですぅ〜〜っ
知ってます?カエルが歩くって知ってました? えっと。よく休日にある風景ですよ。奥さんが掃除していて、寝転がってる旦那さんに「あんた、邪魔!」って言うと、旦那さんは面倒そーに、のそのそ四つん這いになって移動しますよね? あれっすよ?右手を前に出してー、左足を前に出してー、左手を前に出してー・・・のそのそのそーっと しかも、その足ときたら人間の足の親指より太いんすよっ! すんげー怖いっ!すんげー気持ち悪いっ!けど、見届けないと轢いちゃう方がもっと怖いっ! まじ、心臓バクバク言いながら、フロントガラスからカエル様を見送りました。
人間、怖い体験をすると、逃げ込んでもなかなか安心できないものです。特に、虫とか、爬虫類とかの小さいヤツ。 一緒に車に入ってないか?とか落ち着きません。居るわけないと分かってても、一通り、車の中を点検し、カエル様が左窓から見届けられるぐらい歩かれるのを待って、車のエンジンをかけましたわ。 して、気を落ち着かせ一刻も早くこの駐車場から立ち去りたいっ!とサイドブレーキをおろしたその時・・・
いや〜んっ♪右斜め前に、同じシルエットが居んじゃんねぇ〜? もーいやっ!何が何でも、早くこの場を立ち去ろうっ! 心に決めて右にハンドルを切り、駐車場を出るところで、そのシルエットがライトに浮かびあがりましたの。 ええ。やはし、カエル様でした。ちょっと小さめ? あたしは、怖いながらに想像いたしました。 きっと、あたしの車の前のカエル様は、旦那様であったのでしょう。 後からくる、カエルの奥様をお待ちになられて居たようで・・・ 「男は黙って・・・・」まさに、3歩以上だけど後ろを歩く奥様を待つ、今時珍しい寡黙なその背中。そのお背中に、あたしは砂利をかけて追い払ったのですわね。 すみませんねぇ・・・
しかしだ。あたしはその後のラジオで「台風が明朝東関東を云々」を聞き、ものすごい不安に襲われたのですわ。 6年間。見たことの無いドデカイカエル様。しかも、つがいで現れるっ!しかも、カエルなのに四足で歩いておられた。 こりは、天変地異の前触れじゃございませんこと? もしかしたら、明日の朝になったら、山が崩れていたとか。家が流れていたとか。ありえる地形なだけに、かなりの不安を抱えてお相手の家に向かったのですわ。 して、着いて早速お相手に御報告したところ・・・ 「うしガエルは歩くんだよな〜」と暢気な答えが返って参りました。 そうなの?知らなかったわ。 さすがは、元はやんちゃな少年時代があっただけあるわね。物知りだわ。
結局、本日も朝早くから宅急便が届くことと、仕事があることで7時過ぎには自宅に舞い戻って来たわけですが、何事も無く。 夜中中動いていたであろうネットは切れていたけれど、朝の4時にダウンロード完了していたようで。良かった良かった。 しっかし、その後、10時頃からすごかったですな。雨風が。 あたしん家のトイレの水がボコボコいってましたわ。 逆流してくんじゃねー?とか、かなり不安でしたけど、なんとか水も引いたようで・・・ってか、あの程度でそんなんじゃ、あたしの家って、やっぱり台風の時はヤバクねか?
今回の台風による被害は、母上が携帯電話を水溜りに落としたことくらいかしら。 これで、何回、彼女は携帯を水没させたのだろう?
そういえば、台風の前って毎年、何かしら我が家に来てたわね。 ある時は、女郎蜘蛛。ある時は、ヤモリ君。 外は嫌なんだよね。だから、非難してくるんだよね。でも、あたしにとっては迷惑なんすわ。 今回は、家の中じゃなくて、外での目撃だっただけ、良しとしよう。
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