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2002年06月13日(木)
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臨時ニュースを聞いて |
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今日は、午後2時過ぎに急激な空腹感に教われ、遅い昼食を摂りながらワイドショーを観ていた。 大抵の日はテレビを夜までつける事は無いのだけど、今日に限って消さずにBGM代わりに。 HP作成の為の素材作りを始めたところで、耳に訃報が入ってきた。 ナンシー関さんがお亡くなりになったそうな・・・39歳。若すぎるやね。
彼女はボン研究所というHPを公開しているが、そこはアクセスが集中しているのか、エラーになっている。 少し前に覗いたところ、5/1のエッセイ(?)が載っていた。 以前、NHKスペシャルで放映していた「奇跡の詩人〜11歳 脳障害児のメッセージ〜」に関するコメントだ。 その番組の放映日。あたしは大して面白いテレビもないねぇ・・・と詰まらん夜を過ごしていたところに、友人から電話が入った。 「前にあるひに話したことある本の男の子が出てるの。観て」と言われた。 彼女曰く「あるひと同じような事を、この男の子が本に書いてるの」だそうだ。 実際にどう同じか・・・あたしはその本を読んでいないので分からん。 ただ、人としての根本的なこと。そういうことの思想があたしと同じらしい。
友人から、番組が終ったと同時にまた電話が入った。そして、途中から観たあたしに説明をしてくれた。 そして、あたしのコメントは「母親が動かしてるように見えちゃうね」だった。 その男の子と家族に対し感嘆している友人を、あたしは否定する気は無いし、本当か嘘かは人の見方の問題であって、あたしは「そういう事もあるのかな」という程度の感覚でしか本当に分からないものは捉えない主義。 ただ、あたしの中で、この両親は「この子の為に」職を辞めたのだろうか? それとも、「この子によって」職を辞めたのだろうか?という疑問が残った。 前者であれば、献身的な両親像だ。後者であれば、子供からの収入によって生活をしている親ということになる。
そんなあたしの持った疑問を、ナンシー関さんは、バッサリと書いていた。 「母親、勝手に動かしてねえか?」と。 そう見えること自体が、インチキと捉えられる危険性があると。そんな風に観える危険性のあるものをNHKが放映していいのか?と。あたしが疑問に思った父親の仕事についてもバッサリだ。 が、彼女も言うように、感動する人の方が多いのだろうと思う。あたしの友人のように。 彼女の表現によると、そういう大半の方は「疑問も持たずに感動一直線に着地する」となるらしい。 ってことは、あたしは不時着な少数派の捻くれ者?
こういう現象って、宗教とか時には胡散臭い訪問販売員とかに見られるわよね。 何の疑問も無く、一直線にその世界に入り込み、人に勧める程に絶対的になってしまう。 絶対の信頼と自信が芽生えなければ、なんであれ人に勧める。それも他人になんて出来っこ無いよなってあたしは思うのですねぃ。
ナンシー関さんと宗教。この二つのキーワードがぴったりのお方が身近に居る。 あたしの本棚には、実は彼女の本がパっと数えただけで6冊はある。 というのは、ナンシーファンが身近に居て、そやつが読み終わるとくれたからだ。 そして、そやつの奥さんは宗教に入っている。 それはもう、熱心な信者さんで、嫁入り道具が毎日拝むお仏壇(っていうの?)。 電動で扉が開くだか、ライトが光るだかの大そうな代物だったそうだ。 だったそうだというのは、そやつが頭にきたときに、その大事なお仏壇に蹴りを入れ、以降、その電動は微動だにしなくなってしまったから。
そやつは、その宗教が大嫌いだ。 ある日のこと、猛烈な忙しさの中、どうしても選挙に行かねばと言い張る。 なぜに?と聞くと「あいつ(奥様)が一票入れるから、俺が別の党に一票入れないといけない」と言われる。 そやつは、自分の正義のためか、国のためかは知らないが抵抗勢力に対抗する構えらしい。 そんなそやつが、時に愚痴を言う。ご飯についてだ。そやつは作ってくれたものに対し文句は言わないらしい。 ただし。一点だけ、ど〜〜〜〜〜しても拒否したいものがあると。 それは、仏壇に供えたご飯だ。 そやつの奥様は毎朝ご飯を例の器に丸く供え、数時間後、またそれをポコッとジャーに戻すらしい。 何分、時間が経ったご飯は乾いている。ぴったんぴったん盛ったであろうご飯は、ジャーに戻し湿気が入ったとて、原型を崩す事は期待できない。 それをお茶碗に盛られた日にゃぁ〜、さすがに烈火の如く怒るそうな。 奥様は自分で食べるべきじゃ〜ないかと、あたしは密かに同情している。 宗教を嫌う父親と、宗教を何よりも大事にしている母親に育てられている子供。それが、そやつのお子様。 そやつは、奥様が好きでやっていることに対して、羨ましいぐらいに寛大だ。よって、出かけるときには子供の面倒を見るし、月に何回留守にしていても文句も言わない。 が、お子様をその宗教に入れる事だけは禁じてるらしい。 そんなそやつのお子様。仮に太郎としておこう。その太郎君が物心つき、自分の母親が毎日何を唱えてるのか。父親が、逆にそれを粗末にしてるというのを肌で感じる頃合になってきた。 そんな太郎君のストレス解消方は・・・
「○※△■◇□っ!!!!!」と『経』を唱えながら物を壊すことである。
ひょひょひょひょひょっ
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