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2002年05月23日(木)
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あたしは苦労人 |
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やぁ〜、今日も動きました。 実は、あたしはひっき〜なんです。 3-4日、ポストさえも見ない日があるくらいに、ひっき〜なんです。 しかも、一人暮らしなんです。誰とも喋らない日だって、あるんです。 本日の行動: 9:30 起床 > 10:00 我姉妹と電話 > 10:30 友人と昼食兼茶 > 13:30 父上墓参り > 14:30 母上のところへ > 15:00 不動産屋へ更新に 15:30 突如、アパートの下見に > 帰宅 ってなもんで。更新ついでに「広いとこ無いですか?」って聞いたところ、速攻で紹介されて見に行っちゃったのですね。 車購入もそうだけど、あたしって、その場の思いつきで即決クセがあるらしい。 単に無精者だからって話もチラホラだけどね。
さて。先日のお話。 友人Hとは、昼前の茶のみ友達である。 大抵、平日の午前9:30前後の電話で「お茶する?」って聞いて出かける。 先日も、朝9:30頃にHからの着信を発見。折り返し電話したのだけれど、生憎、あたしは仕事が立て込んでいた。 あたし:「いやぁ、お茶したいと思ってたんだけど、ちょっと仕事でさ。」 友人H:「あ、いやいや、お茶って思っただけだから」 あたし:「ぁあ、ちょい、今慌ててるから、後で折り返すね」 と電話を切った。Hから電話がかかってきたんだから、きっと話すことがあったのだろうと予測して。 11:30頃、一段落着いたので、話を聞くかなとHにあたしは電話した。 友人H:「もしもしっ」(慌ててる様子) あたし:「もしもし?なんか、忙しい?」 Hが慌ててる様子な時は、出た瞬間に分かる。お客さんが来ている時か、旦那が居る時だ。 友人H:「今、お昼食べるとこなんだ。」 あたし:「ああ、じゃぁいいよ。」 元々あたしが用があった訳じゃないし。すると次の言葉が返ってきた。
友人H:なんか、急ぎ?
あたし:「いや・・・・」(かな〜り戸惑う) 友人H:「じゃ、後で電話するわ」 と、電話が切れた・・・・・・・
ちょいと、Hさん? 電話してきたのは、貴女なのよ? あたしは、用があるのかな?って親切心で仕事の合間をぬって折り返したの。 「なんか、急ぎ?」は、あたしの台詞だったんじゃぁ〜なかと? 大体、人聞き悪いじゃないのっ!旦那、側に居たんでしょ? 旦那にしてみたら、何かあたしからの相談事があったみたいじゃないのよぉ〜っ
ふぅ・・・だってね。その旦那さんは、とにかくHとあたしが「いつもつるんでる」って言う人なのね。 んでもって、どっちかっていうとあたしがそのご夫婦に面倒を掛けてるとか思われる立場なのよ。 とにかく、なんだかあたしの立場は誤解されてるっぽい訳よ。 だから、ああいう対応されると、また、あたしが何かやらかしたって思われちゃうじゃない? まるで、あたしが、忙しい主婦のHになついてるみたいじゃない?
とまぁ、そんな不満をフツフツと持ちつつ一日が暮れて行ったわけ。 で、その日は結局電話は無かったんだけどね。 この不満を、共通の知人に愚痴ってみたのよ。 その人は、Hが旦那に気を遣って、あたしと出かけてても嘘をついたり、旦那が居ると電話すら話してられないっていうことを知ってるからね。 でも、ちょっと話しているうちに、Hの性格上トンチンカンを時々するしなぁ・・とも思えてきたわけ。 彼女、天然だし。 あたし:「いやぁ、でもHって今妊婦さんだしさぁ、もしかしたらそれでかも」
共知人:「お前も大変だなぁ・・・苦労するよな」
あんまりにも、しみじみ相手が言うもんだから、あたしは可笑しくなって大笑い。 おお!なるほど。そ〜言われれば、あたしったら大変かも? あたしは、面白いと思ったことを人に言いふらしたい性質なので、翌朝ちゃっちゃかHに電話し、会うことにした。
友人H:「昨日、ごめんねぇ。電話できなくて。」 あたし:「あぁ、そうだと思ってたけどさぁ。っていうか、Hから電話してきたじゃん?」 友人H:「そうなのよ。お茶しようかな?って思ったんだけどね。忙しそうだったし」 あたし:「うん。まぁそうなんだけど。折り返したらヤケに慌ててるからさぁ」 と疑問をあたしはぶつけてみた。 すると・・・・
友人H:「そうなのよ。あるひが慌ててるからさぁ〜、あたしまでうつっちゃってぇ〜」
なんですとぉ!?
うつる・・・のか?電波なのか?そうなのか?妊婦だからか?
あたし:「なるほど。っていうかさぁ〜、あん時、旦那居たんでしょ?」 友人H:「うん。側に居た」 あたし:「なんかあったんじゃないか?って誤解されなかった?」 これが、問題なのさ。Hのトンチンカンはいいの。慣れてるから。 でも、旦那さんに誤解されると、ややこしいわけよ。あたしとしては。
友人H:「ううん。大丈夫。ちゃんと言ったから。」 そうそう。書き忘れてたけど、数日前に旦那さんの好意で、あたしは買物をしといてもらった品があるの。それを「まだ渡さなくていいのか?」と旦那さんは連日心配なさってたらしいのさ。
あたし:「どうした?って聞かれたでしょう?」
友人H:「うん。だから、なんか、今日は都合悪いんだってって答えた。」
?!ちゃんと?!
ちょっと待って下さい。えっと、旦那の立場になって電話のやり取りを聞いてみてください。彼の耳に聞こえたのは、Hの声のみよね? 「お昼食べるとこなんだ」&「なんか、急ぎ?」&「後で折り返すわ」以上。 これだけの材料から旦那は「どうした?」と心配なさったのよね? その答えが「今日は忙しいんだって」で、納得いくわけ?
あたし:「ぅえ?答えになってないし。旦那さんも戸惑ってなかった?」 友人H:「そーいえばそーだよねぇ。ごめんねぇ。ここ数日、あたしってばオカシイのよ」
と、Hは、自分の失態にウけまくって、ヒーヒー涙ながらに笑いこけた。
あたし:「いやぁ、妊婦さんだしね。時々、地に足つかない行動あるからさぁ」 友人H:「そ〜なのよぉ。自分でも分かるんだけどさぁ。」
どうやら、笑いがひとしきり収まったH。 下向き加減に背を丸めて、バジルチキンサンドを口に入れたその瞬間!
ぶほっ!!!!!
Hの口元から、斜め45度に噴出した品々は、あたしの髪の毛が揺れるほどの勢いで、飛んできた。 ああ。確かに。Hはオカシイらしい。 納得したあたしは、表情一つ変えず(を心掛け)「大丈夫?」と声をかけた。 薄ら笑いすら浮かべずに。 友人H:「・・・・・・・」 まぁな。喋れるわけないよな。むせちゃったんだもんな。顔真っ赤だし。 あたし:「水飲めば?」 友人H:「ひーひーひー」 どうやら、今度は笑い出したらしい。止まらないらしい。 手でゴメンの仕草をしながらも、止まらないらしい。涙が流れるほどに止まらないらしい。 まさに、「謝りながら笑う人」の図が目の前で展開されている。 それに対し、人の失敗を笑っちゃいけないと良心的無表情なあたし。 ひとしきり笑ったHは「ぁ〜、恥ずかしい。飛んだでしょう?ごめんねぇ」と謝る。 謝りながらも、また笑い出す。止まらない。 笑いすぎて、赤ん坊が出ちゃうんじゃないか?と心配なほどに止まらない。 それに対し「いや、大丈夫だけどさぁ」と、周りを見ることも憚られ、じっとHを見つめるあたし。 肩で息をしながら、Hはやっと喋り出した。 友人H:「家の御婆ちゃんがさぁ、背中が丸くなっててね。よくむせるのよぉ」 あたし:「気管が狭くなるもんねぇ」 友人H:「そうなのね。あたし、御婆ちゃんがどうしてなのかって、分かったわ」 う〜ん。なにごとも経験よね。学習する人、あたしは好きよ。 やっと、Hが落ち着いたので話を元に戻す事に。
あたし:「いやぁ、そんでもってあたし、愚痴っちゃったよ。誤解されちゃうって」 と、昨夜、人に話したことを正直に告白。 あたし:「したらさぁ、「お前も大変だな・・・」って同情されたよ」 友人H:「ひーひーひー」 また、笑い出してしまった・・・ あたしが同情されたことが、よっぽど可笑しいらしい。 Hは、5枚目の紙ナプキンを取り、涙をぬぐいながら何かを喋ろうと必死な様子。 間が空くのもなんなので、あたしは続けた。 あたし:「いやぁ、大変だよなって同情されてもねぇ・・・」 一応、Hは笑っているが、ふつーに聞いたら自分を相手してくれてる人間が大変苦労してるなんて、心外かなぁ?と思ったりして。 すると、Hは、涙を拭きつつ言いました。
友人H:「いや、あるひは大変だと思うよ」
ああ、そうなのね?自分でもそう思うのね?自覚があるらしい。
友人H:「私も思うもん。私の相手するのって、苦労するだろうなぁって」
この瞬間に、あたしは光が差し込んだ気がしたわっ 今まで、大変とも苦労とも気付いてなかったけど、あたしって、苦労人なのね? なんだか、楽しくなっちゃったわ。得した気分よ。
友人H:「あと2-3年こうなんじゃないかって思うのよねぇ。元に戻れるかしら?」 どうやら、彼女も不安らしい。
あたし:「いや、産んだら正気に戻るでしょう!」 と太鼓判を押した。すると、またもやHはヘラが入った模様・・・ ま、この話は理由があるけど、おいといて。 友人H:「しばし、ご迷惑をお掛けしますが、よろしく御願いします」 あたし:「いやいや、まぁ、がんばるよ。ははは」 と宜しく御願いされて一件落着。 こんな
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