− お気楽 Diary −




 どんな時も & どんな立場でも    2004年03月19日(金)


 どうやら来年度から、構内にできた別の寮に変わりたいと思っているらしい娘なのですが、その申し込み用紙に書くサインは 「19歳以上でなければならない」 ということで、現地で後見人をお願いしている方とお会いして署名を頂いたようです。 こちらからお願いする立場なのですから、娘の方から出向いて行ったものとばかり思っておりましたのに、どうやら逆パターンだったと知って恐縮してしまったのと同時に、有難いなぁ〜と思う感謝の気持ちで一杯です。

 母として、本来でしたらキチンとした御礼の書面をお送りしなくてはならないところですが、その辺の感覚はズボラな お気楽主婦 です故に簡単な Eメール でササッと済ませてしまったのですが、今日はとても嬉しい内容のお返事を頂きました。 娘の至らなさをフォローしてくださっている暖かなお心遣いもさることながら、母が一番嬉しかったのは 「おまけにコーヒーまでご馳走していただいちゃって!」 という一行でした。 ちょうど今、HPのトップで 月200ドルの貧乏生活? に触れていた最中でしたので、「TTCのパスも買わずに頑張っていらっしゃるのに申し訳ないことをしてしまいました」 と書き添えられていたのには笑わせて頂きましたが、お礼の意味を込めたコーヒーくらいはご馳走したい! と感じることが出来たのであろう娘の気持ちに、母は素直に喜んでおります。 それというのも、実は 「ある話」 を思い出したからでして...

 以前に知り合いと話をしていて、私とは違った考え方に直面し、唖然としてしまったことがあったのです。 最初は 「世話をしてあげた後、別れ際にご一緒したティータイムで、お茶の一杯もご馳走して貰えなかった」 という愚痴話だったのですが、話が進むうちに 「気が利かないっていうか、気が回らないっていうか、はたまた余程のケチなのか?」 と付け加えられたのを受けて、「ケチはどっち? たかが 『お茶の一杯』 くらいなら、お疲れ様でしたというお互いを労う気持ちをもって、逆にこっちがドーン! と Lカップ ででもご馳走してあげるくらいの気持ちがあったっていいジャン?」 と思ってしまった私です。 この瞬間に 「この人とは知り合いではあっても、友達にはなれないなぁ」 と感じちゃいましたねぇ...

 今回の娘の行動が、もしもこの知り合いとの出来事だったとしたら、間違っても 「申し訳ないことをした」 なんて思って頂けるわけもなく、当然のことながら 「わざわざこっちから出向いて行ったのよ?」 とかいうオマケ付きで、ご馳走になったのは当たり前のこととして片付けられてしまうような些細なことだったのでしょうに、特別なこととして母にまでお礼の気持ちを伝えてくださるような暖かな気持ちの持ち主が、娘の後見人であることに心から感謝しています。 Aさん、本当にありがとうございました。
 
 それにしても...です。 お世話になった方とご一緒したときって、そのお礼の意味も込めて せめてお茶だけでもご馳走したい♪ 又は 何か気持ちばかりのものを差し上げたい! っていう気になることがありますよね。 それは 「ありがとう!」 っていう気持ちから湧き出る行動であって、義務でもなければ誰からも強制されるべきものではないと私は思っています。 人から感謝されるような行いをしたときにでも、「してあげた」 というような驕った考え方をしないAさんのような女性に、娘も成長して欲しいものだと切に願う母なのであります!



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