日々のあわ
あかり 



 流れてゆく。

ジャングルジムの上で頬に落ちてきた
温かい雨。

夕立ちの後の夕日の赤。


染められた空の赤に 僕は君は沈んだ
あてのない 足跡を残したまま
【What is love】


夕日をみると条件反射でこの歌を口ずさんでしまう。


懐かしい気持ちで空をみあげ、
「あぁ、私の休みもあと一ヶ月かぁ」と思う。
なんで休んでいるんだっけ。
そうそう、耳が聞こえなくなったからだよ。
突然生活ががらっと変わったんだったよ。
ほんとにまた働きに行くのかな。

人生が思わぬ方向に転んで行くのはちょっと楽しい。
計画通りに行かなくても、そこに何か意味があるような
気がしてしまうお得な体質なのだ。

雲の流れが早いなぁ。

♪浮かぶ雲のように 誰も僕をつかめない♪

下駄を履いた足をパタパタさせながら、また鼻歌をうたう。

さて。何処へ行こうかな。










2004年07月10日(土)
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