日々のあわ
あかり 



 夏の夜の生活。

正しくは、

「夏の夜の夫婦生活。」

いや、ちがうか。

「夫婦間における、夏の夜の不快指数の違い。」

ん?・・・・。

ややこしーっ!

ただ、
私は冷房が嫌いで、窓を開けて寝るのもだめで、
汗をかかないと気持ちがわるい自然児で、
熱帯夜でもゴーゴー眠れてしまうありがたい体質で、
夏は暑くないとだめでしょう。と普通に思っている人で。
夫は暑いと全然眠れなくて、
願わくば冷房を少しでもつけて寝たくて、
それがだめならせめて窓くらいあけたくて、
熱帯夜の翌朝は非常にぐったりしている人で。
っていうことなんですが。

10年間、毎年夏になると、「夏は別々に寝ようね」と言いながらもなんとなく他に布団を敷くのも面倒くさくて
いつも同じことを言い合っているきがする。

先日、台風前だったでしょうか、ひどく蒸し暑い夜がありました。
JGが横で、「う〜ん・・・あついよぅ・・・」ともぞもぞしているので、
横に座って団扇でしばらく扇いであげました。
別になんの苦もないんですよ?私は。
なのに、
「う〜、椿ちゃん、いいから、寝て。申し訳ないから気になって余計寝れない」などと言う。

ちぇ。

【縁側で浴衣着て、寝ころぶ旦那様の横に座って団扇で扇ぐ奥様の図】
を勝手に想像していい気になってたのになぁ・・・・(おばかさん)

そういえば、昔、風呂なしアパートにひとり暮らしをしていたときに、あまりの暑さで熱中症になったことがあったなぁ。
風呂がないのにクーラーなぞ買えるわけもなく(笑)
なつかしー。

それからうんと年月が経って、いい大人になって、家族も増えて、お金も稼いで、我が家にはクーラーが一台だけ増えた。
(一台でじゅうぶんだ!)でもまだ私は使わない(笑)
おととい、JGが布団を持ってクーラーのあるリビングで寝たんだけれど、なぜか朝方にはいつものベットに寝てて
「う〜ん、う〜ん」といいながら大汗をかいていた。そしてうわ言のように、「扇風機買ってぇ〜」と言っていた。

そうか。扇風機があればいいのか。
と、早速翌日扇風機を買って自転車に積んで汗をたらしながら帰宅する妻、椿さん。
さぁ、これで全てオッケーね?

ところがどっこい、寝るときは扇風機もだめでした、私。
そして、朝方、「ごめん、少しだけ、扇風機つけていい?ごめんねー。」と寝ぼけながらも遠慮する夫、JG。

なんだかものすんごい不毛な気がしますよね?ね?

でもね、なぜか
すべてすっきり合理的にできないでいる。

そんな夏の夜の夫婦の時間もまた私達らしいなぁと思ったり思わなかったり。


え?子供達?
えぇ、彼らはそんなのお構いなしに自由気ままな格好で、そこら辺にコロコロと転がってすやすや眠っております。
健やかだなぁ。。。





2004年06月30日(水)
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