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■ ポケットの中のあかちゃん
ずいぶん前の日記に、探し本のことを書きました。
自分でもすっかり忘れてしまっていた頃に一通のメールをいただきました。 その方は、「もしやこの本では?」とご自分の手元にある本を教えてくれました。
【ポケットの中のあかちゃん】宇野和子著
です。
もう、私のキーワードは水色の本でキノコのランプが描いてある。それしかないわけです。 それでも胸はドキドキワクワク。 内容を教えてもらったら、ますます読みたくなりました。 もしも違う本だとしてもこれは新たな出会いです。 すっかり、「ポケットの中のあかちゃん」そのものに興味がわきました。
多分当時そんなに本文を熟読したわけではなかったと思います。 本の雰囲気や異次元の世界に行く通路にともるランプなどのディテールに強く魅かれていたんだと思います。 既に絶版。3年前くらいに再版されているものの、今では手に入らないらしい。
ならば!と、子供達をつれて図書館へ行きました。そして、いとも簡単に見つかりました。 しばらくジーンとしてしまって動けませんでした。
これです。まさしく。
間違えありません。どうして「長靴下のピッピ」だと思っていたんだろう。「の」しか合ってないじゃないか。 絵にも描けるほど覚えていたキノコのランプは裏表紙にちゃんと描いてありました。
一ページ目からぐいぐいひきこまれます。 子供の世界です。夢の世界です。 大事だと思っているもの、人、思い出、恐れているもの、憧れているもの。様々な子供の世界がちりばめられています。 子供の目から見た世界。「そうだった。そうだった。」と懐かしく思い出したりしました。
成長は苦痛を伴う。 古い価値の喪失や幻滅なしには、新しい価値の誕生はありえない。(解説より)
成長は素晴らしいこと。 でも、子供の頃のことを思い出すのも大切かもしれない。
教えてくださった、michouさん、本当にありがとうございました。
2004年02月25日(水)
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