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■ 懺悔
私は小学生の時の自分が大嫌いだ。
かなり嫌な子供だった。 転校を2回したので3つの小学校にいったけど、どこでも 嘘ばかりついていた。 都合が悪くなると人のせいにしてばかりいた。 友達の持ち物をこっそり家に持って帰ってきたこともあった。 友達の家の猫がきらいで見ていないところでいじめた。 仲の良かった子がいじめられていた時、 自分もされるのが怖くて一緒になって悪口を言った。 人一倍自意識が過剰だったと思う。
ほんとに嫌な子供だ。
こんな子供だった私が、お母さんになって子育てをしているなんて 考えるとぞっとする。 ぞっとするけど、「今は違うんだ」っていう都合のいい思い込みで 子供を育てる。「嘘はついちゃいけないんだよ」とか言いながら。
結局、仲が良かったのにクラスの皆でいじめたために、 それ以来遊ばなくなってしまった友達のYちゃん。今どうしているんだろう。 引っ越してしまったし、今ではまったく消息がつかめない。 5年前に無性に気になって、彼女のお父さんが勤めていた工場に電話して聞いてみた。 電話口で女の人が、「その方(彼女のお父さん)はもう亡くなられましたよ。」と告げた。 彼女はいったい今どこにいるんだろう。 会いたい。会って謝りたい。 そんなことして、自分が楽になりたいだけなんだろう。と、 わかっているけど、それでもちゃんと謝りたい。
担任の先生が私の母親に 「この子は、大物になるかものすごくグレるかどちらかでしょうね。」 とはっきり言ったらしい、小学生の私。 結局大物にもならず、グレもせず来たけれど(苦笑)
だいっきらいだけど、人はそんなに変わらないんじゃないの? そんな要素、今もあるんじゃないの?って自問自答すると、 怖くて眠れない。 横で寝息をたてる息子達の顔を見ながら途方にくれてしまう。 長男Rはさ来年には小学生になる。 「お母さんのような小学生にはなるんじゃないよ」と、つい言ってしまいそうだ。 勝手だな。
2002年09月20日(金)
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