日々のあわ
あかり 



 特別な存在

「人間は実はとても弱いものだ」

ということを本当に受け入れること。
そして、

「自分が自分としてこの世に存在するだけで特別な存在。」

だと知ること。

以前一緒にフラメンコを踊っていた友達が私に言った。
今は自分が特別な存在になりたいだけで、自己顕示欲だけで、
踊っている人が多いと嘆いていた。
そうかもしれない。私だって無我夢中で踊っていた頃はそうだった。
とても、「存在するだけで特別」とは思わなかった。
もっと。もっと。と求めていた。
自己顕示欲の塊みたいな踊りでは、
音楽に耳がいかないんじゃないかと思うよね。今では。

なんでだろ。フラメンコ以外では実に自然に、
「誰か私をとめてくれ」ってなくらい純粋に好きになって求めるのに。
自分を通して表現するってことになると無駄な力が入ってしまう。
再び踊り生活再出発する暁には今までの私とは違うスタンスで踊りたいと
つくづく思った。
ま、5年も靴はいてないんだから、すべて一からスタートですね。

そうそう。
先日、長男Rは、豪雨が地面にたたきつけられているのを見て、

「ママ、雨がお星様みたいにキラキラ跳ねてるよ!」

って大興奮していっていた。
子供は感性豊か。すてき。すてき。
子供に対しては「存在するだけで特別なんだよー」っていえるのにな。




2002年08月21日(水)
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