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■ 雨
しずかな しずかな 雨 のなかで
灰一色に塗られたそとを見る。
さあああ と 霧のような雨にぼやけて にじんで まるで水墨画のよう
わたしもとけて ぼやけて にじんで この暗が占める明暗だけの世界と まざりあっているようで
わたしの意識だけが ふう と その淡い灰色のなかに吸い込まれていくみたいで ここちよくて
それは一種のまどろみに 似ている
さあああ と スクリーンのように視界を音と共に覆う 雨は どこからが最初かもわからなくて また どこまでが最後なのかもわからない。 それが益益 私の意識をとけこませるのだ。
だから私は 雨音にじぃと耳を傾け 水墨画のような景色に ただただ 縫いとめられている。
2002年06月25日(火)
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