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■ 古代伝承
風に流された古の欠片は 誰の目にも触れることなく 砂漠の彼方に消えていった
妖精が落とした涙は かの想い人に気づかれることもなく 黒森の地に染みていった
失われた帝国の王妃が零した溜息は 誰に拾われることもなく ひそやかに 栄華の幕の向こうに消えていった
今は知られぬ古の物語 数え切れぬ栄華と 数え切れぬ悲劇と 数え切れぬ伝説と
今は知られぬ古の物語 今はもう人々の心の中で描かれるばかり それもひそやかに 消えていく・・
古の欠片 妖精が落とした涙 王妃が零した溜息
それらも全て 記憶と歴史の彼方に・・
2002年05月02日(木)
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